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公開日 2022/09/08 02:55
新ドライバーで音質もアップ

アップル、「AirPods Pro 2」発表。「H2」チップ搭載、ノイキャン性能が2倍に

編集部:押野 由宇
アップルは、完全ワイヤレスイヤホン「AirPodsシリーズ」の最新モデルとなる「AirPods Pro(第2世代)」を発表した。価格は39,800円(税込)。9月9日21時から注文を受付、9月23日に発売する。

「AirPods Pro(第2世代)」

本体には新たに「H2」チップを搭載。これはAirPods(第3世代)などに搭載の「H1」チップから性能向上させた次世代チップだ。省電力化を実現し、バッテリー性能は初代のAirPods Proより33%向上。1回の充電で6時間、充電ケース併用で30時間の音楽再生が可能となった(アクティブノイズキャンセリングをオンにした場合)。

「H2」チップを搭載した

またアクティブノイズキャンセリング機能も大きく向上。ノイズキャンセリングマイクとアコースティックベントの位置を最適化、外音を検知し、強力にノイズを排除することで、初代AirPods Proよりも最大で2倍のノイズキャンセリング機能を実現した。外音取り込み機能においては「適応型環境音除去」を謳い、H2チップの能力によって毎秒48,000回の処理を行うことで、サイレンや工事といった環境騒音を低減しながら周囲の音を取り込む。

さらに歪みの少ない新オーディオドライバーと、それを動作させる独自アンプを搭載し、H2チップとの連携により、より原音に忠実な再生ができるよう音質も高めたとする。

iPhoneのTrueDepthカメラを使って左右の耳画像を撮影することで、ユーザーのプロファイルを作成し、パーソナライズされた空間オーディオが楽しめる。また内向きに設置されたマイクが、装着者の耳の中で反響する音を測定することでユーザーにあわせた最適化を行うアダプティブイコライゼーションにも対応している。

操作はステム部分を上下にスワイプすることで音量調整が行えるなど、タッチコントロールをサポートする。

充電ケースも強化。これまではイヤホン本体のみがアップルの「探す」アプリに対応していたが、「正確な場所を見つける」機能に対応したU1チップを搭載したことで、ケースも「探す」ことができるようになる。ケースにはスピーカー機能を搭載し、音を鳴らすことで見つけやすくなるようにしている。またペアリングや充電開始などの状態も音を鳴らしてアナウンスする。

充電ケースにスピーカーを内蔵し、音で状態をアナウンスする。

加えて、Apple Watchの充電器も使用可能となった。なお、充電端子としてはLightningコネクタを引き続き採用する。

イヤホン、ケースともにIPX4の耐汗耐水性能を備える。Bluetoothは5.3をサポート。イヤーチップはシリコン製で、XS/S/M/Lの4サイズを付属する。

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