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公開日 2018/08/01 01:36
Netflix最適化モードも

欧ソニー、BRAVIAの有機EL最上位「AF9」と液晶最上位「ZF9」。「X1 Ultimate」で高画質化

編集部:風間雄介
欧ソニーは、新プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載して画質を高めた有機ELテレビの最上位機「AF9」シリーズと、液晶テレビの最上位機「ZF9」シリーズを発表した。ソニーではこれらを「MASTERシリーズ」と総称している。

有機ELテレビの最上位機「AF9」シリーズ

液晶テレビの最上位「ZF9」シリーズ

どちらも、映像プロセッサーとして独自開発の「X1 Ultimate」を初搭載。これにより画質を大幅に高めたという。X1 Ultimateは今年1月のCESで展示されたプロセッサーで、これまでのX1 Extremeから名称を変更。リアルタイム映像処理能力は実に2倍になった。

具体的には、4K映像入力時に「オブジェクトベースのデータベース型コントラスト処理」「オブジェクトベースのデータベース型超解像処理」の2つを同時に行えるようになったことが大きな違い。CESのデモでは「超解像処理についてもオブジェクト単位で判定し、たとえば『これは岩肌』『これは果物』といったように、データベースと照合。その結果をもとに超解像処理を行う」と説明していた。

なお、この「X1 Ultimate」は、8K/HDRのフルスペック映像の処理にも対応するだけのポテンシャルを持っている。事実、CESでは85型の8K液晶ディスプレイ試作機を、このX1 Ultimateで映像処理し、美しい映像を表示していた。

また今回のMASTERシリーズは「Netflix Calibrated Mode」を搭載している。その名の通り、Netflixに向けてキャリブレーションしたもので、Netflixをさらに高画質で楽しめるモードとなる。さらにMASTERシリーズ2機種は、Calmanを使ったキャリブレーションにも対応している。

有機ELテレビのAF9は65型と55型を用意する。画質関連では「Pixel Contrast Booster」を搭載。ソニー独自の有機ELコントローラーを搭載することで、ダイナミックレンジを最大まで高め、高輝度域での色再現性も高めるという。

また音質についても、画面全体を振動させて音を出す「Acoustic Surface 」を進化させ、新たに「Acoustic Surface Audio+」を搭載。中央にオーディオ用アクチュエーターを追加したほか、サブウーファーチャンネルも追加し、3.2chのサウンドシステムがテレビだけで楽しめる。

なお、中央のオーディオ用アクチュエーターによる音はセンタースピーカーのように使うことも出来るという。

このサウンド強化によってAF9シリーズは、外付けのステレオスピーカーを使った際、画面のスピーカーをセンタースピーカーとして使用するモードも備えている。

液晶テレビのZF9はシリーズ、 X-Wide Angle機能によって視野角を高めた。X-Motion Clarityも搭載し、動きボケも抑えている。65型と75型の2サイズ展開で、フルアレイのLEDバックライトを搭載している。

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