トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2016/11/14 22:23
買収後も各ブランドは保持と説明

サムスンがHARMANを約80億ドルで買収、JBLやAKG、マクレビなども。コネクテッド・カー強化

編集部:風間雄介
韓サムスン電子と米Harman International Industriesは、サムスン電子がHARMANを約80億ドルで買収すると発表した。


サムスンは買収手続きの完了後、急速に成長しているコネクテッドテクノロジー市場、なかでもオートモーティブ・エレクトロニクスの分野で大きな存在感を得ることになると説明。この市場が2025年までに約1,000億ドル規模になるとも予想している。

オーディオ分野でHARMANは、JBLやHarman Kardon、Mark Levinson、AKG、Lexicon、Infinity、Revelなどのブランドを抱える。また車載機器においては、Bowers & WilkinsやBang & Olufsenブランド製品のライセンスも持つ。これらのブランドはすべて買収後も保持し続け、サムスンのモバイル機器やディスプレイ、VR機器やウェアラブル機器に活用していく。

なお買収後もHARMANは、スタンドアローンのサムスンの子会社として活動し、引き続きDinesh Paliwal氏や現在のHARMANのマネジメント・チームによって指揮される。

サムスンは、カーエレクトロニクスの長期的な成長戦略を推進していく一方で、HARMANの労働力、本社や設備だけでなく、そのコンシューマーオーディオブランド、プロオーディオブランドのすべてを持ち続けることを計画しているという。

今回の買収は、もっぱらコネクテッド・テクノロジーの成長性を見越したもの。

HARMANはコネクテッド・カー市場のマーケット・リーダーで、3,000万台以上の自動車に同社のコネクテッド・カー機器やオーディオシステムが搭載されているという。同社の売上のうち、65%がオートモーティブ関連という。

サムスンでは、HARMANが車載機器技術に関する経験やデザイン力を持ち、長年にわたり世界最大級の自動車メーカーと連携してきたことを重視。これらとサムスンが持つモバイル機器技術、半導体技術、ユーザーエクスペリエンスに関する技術、ディスプレイ技術、さらにはグローバルにおける販売チャネルを結びつけることで、顧客メリットを高められると紹介。サムスンの様々な機器と一体化することでユーザー体験を高められると説明している。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 DALIのコンパクトスピーカー「KUPID」はテレビ横にも置きたくなる!エンタメサウンドも相性抜群
2 ビックカメラ、旧池袋マルイ跡地「IT tower TOKYO」に出店。2026年3月オープン予定
3 Valerion、4Kレーザープロジェクター&スクリーンのセットを最大43%オフで販売する「クリスマスセール」
4 スクリーンを下ろせば和室がホームシアターに変身! ユニークな機器レイアウトに注目
5 ORB、“最良の音楽表現” を目指したフラグシップヘッドホンアンプ「JADE casa Ultimate」
6 「ベーシック」の常識を覆すハイレベルなインターコネクトケーブル Zonotone「Granster AC-2000」
7 KEF、対象スピーカー購入者全員へChord Company製ケーブルをプレゼントするキャンペーン
8 LG、RGBマイクロLEDテレビ「Micro RGB evo」。CES2026で正式発表へ
9 NICEHCK、新フラグシップIEM「Rockies」。1DD+2BA+2ESTのハイブリッドドライバー搭載
10 <ポタフェス>B&W、フラグシップヘッドホン新旧比較/デノン、リアルウッドヘッドホンをアナログで味わう
12/18 10:50 更新

WEB