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公開日 2025/11/27 00:00
デジタルと真空管の融合で「感情に訴えかけるリスニング体験」

EARMEN、ヴィンテージ真空管採用のDAC内蔵ポータブルアンプ「L-AMP MK2」

編集部:原田郁未

ユキムは、同社取り扱いブランドEARMENから、DACと真空管回路を搭載したポータブルヘッドホンアンプ「L-AMP MK2」を2025年12月上旬に発売する。価格はオープンだが、市場では税込121,000円前後での実売が見込まれる。



EARMEN「L-AMP MK2」


ESS製DACチップを採用し、PCM 384kHz/32bit、DSD DoP128までの再生に対応するDAC内蔵ポータブルアンプ。ブランドがこれまで培ったノウハウを活かし、デジタルの高解像度と太く滑らかな真空管サウンドを融合させたといい、コンパクトながら感情に訴えかけるリスニング体験が味わえるとしている。


アンプ部はフルバランス構成を採用。ヘッドホン端子は4.4mmバランス/3.5mmシングルエンドを備え、最大1W(@8Ω)という大出力を実現。Burr-Brownの INA1620 オペアンプなどを投入することで、低歪みと透明性の向上を図ったという。


真空管には、NOS(ニュー・オールド・ストック、未使用ヴィンテージ)の米国製軍用グレード真空管JAN6418を採用。真空管特有のマイクロフォニックノイズを低減する設計や、冷却性能の高い大型筐体などを取り入れることで、ノイズ/温度変化の悪影響を抑制。8時間以上連続で使用しても安定した動作を維持できるとしている。


音量調整には、滑らかで精密に回転するアナログ・ポテンショメーターを採用。押し込むことで低音域を強化する「Bass Xモード」がオンになり、小音量での再生時に低音域のダイナミクスを補うことができる。


電源回路はフィルタリングの最適化を行うことで、安定性や静粛性、ダイナミクスを向上。高感度のインイヤーモニター(IEM)もクリーンかつ安定して駆動できるとしており、さらにスイッチ操作で “IEMモード” をオンにすることで、より低ノイズな専用回路に切り替えることも可能だ。


ほか、USB-Cポートはデータ用/充電用の2系統を装備。外部電源やモバイルバッテリーを併用することで長時間再生が行える。


外形寸法は67W×17H×95Dmm、重量は120g。USB-C to USB-Cケーブルが2本付属する。


 

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