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公開日 2025/10/07 06:35
11/1-2にKANDA SQUAREにて開催

“音は人なり”。ハイエンドオーディオの極意に触れる「マラソン試聴会」の見どころ聴きどころを紹介!

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈

ダイナミックオーディオが主催する「マラソン試聴会」、今年は11月1日(土)・2日(日)に東京・神田のKANDA SQUAREにて開催される。総額2億円超(重さ数トン!)のハイエンドオーディオ機器が一堂に集結する秋の一大オーディオイベントである。



2024年のマラソン試聴会のメインエリア「SQUARE HALL」


創業60周年を迎え、さらにパワーアップする今年のマラソン試聴会。そのキーパーソンのひとりである上遠野 健さんに、今年の「聴きどころ」を教えてもらった。



ダイナミックオーディオ5555の2Fフロアをメインで担当する上遠野 健さん


マラソン試聴会の大きな特徴は、「即売会」ではなく、各スタッフがおすすめのプロダクトや組み合わせを自由に紹介する展示&試聴メインのイベントであること。


ショップが主催するイベントで、「即売会」ではないスタイルはちょっと珍しい。つまり、「何か買わないと気まずい」ということはまったくなく(そもそもその場では買えない。買いたいものが見つかったら後日ダイナミックオーディオへ)、「気になるあの製品をちょっと聴いてみたい」「面白い新製品ないかな?」「JBLのカリスマ厚木さんに一度会ってみたい」といった気軽な動機で参加しても大丈夫。ウェブからの事前予約をしておけば入場はよりスムーズだが、当日直接会場に行って参加することもできる。


コロナ禍を除き、毎年開催されてきたマラソン試聴会は今年で45回目。KANDA SQUAREでの開催は2度目となるが、昨年の大好評を受け、今年はさらに部屋を追加。400人規模で収容できる2Fの大ホール「SQUARE HALL」と、3Fの小部屋「CONFERENCE ROOM」3部屋に加えて、中くらいの「SQUARE ROOM」も活用。新ルームは、上遠野さんを含む4人のスタッフが、それぞれに個性的なプランを用意している。



昨年の「CONFERENCE ROOM」のトライオードイベントの様子


上遠野さんは、ダイナミックオーディオ5555が秋葉原にできた年、2001年に入社。それから24年働いてきた信頼厚いベテランスタッフである。


「昨年の段階ですでにものすごく大変だったのに、今年もう一部屋増やすんですか!?」というのは、最初にその話を聞いた時の衝撃だそうだが、自分なりのシステムプランを、自由に組んでお客様に提案できるというのは面白い。そうして手を上げた4人(厚木繁伸さん、赤塚昭虎さん、紀予さん、そして上遠野さん)がそれぞれにテーマを決めてSQUARE ROOMにてプレゼンテーションを行う。



クラシック、特にピアノ曲が好きだという上遠野さん


上遠野さんのプランは? 「今回は2日間あるので、それぞれ違うプランを考えていますが、1日目はウエスギのOTLアンプU・BROS-333OTLをメインに、ソナス・ファベール、キュードス、JBLといった話題のスピーカーとの組み合わせを考えています」。出力トランスを持たないOTLアンプは、開発の難易度が高いものの、その音質的な魅力は他を持って代え難い。お客様からはJBLと組み合わせで聴きたい、という要望も多いそうで、OTLアンプの魅力を引き出すプランを計画中。


ウエスギのOTLアンプ「U・BROS-333OTL」


2日目のテーマは「アナログで聴くショパンの名曲」。スピーカーはブロッドマンの「VC7」を持ち込む。クラシック、とくにピアノが好きだという上遠野さん(他にはバッハやドビュッシーもお好きだそう)、今回はあえてショパンに絞り、その魅力をどれだけ引き出せるかをじっくり腰を据えて取り組む予定だという。


厚木さんはジャズとクラシックの名盤を中心に、JBL&リンという最強タッグで攻める。赤塚さんは昨年に引き続きメタル一色。紀予さんは、“日本でなかなか知られていない”チャイナポップや、二胡など中国の楽器を中心にプログラムを組むそうだ。


オーディオイベントは、もちろん新しいオーディオ機器との出会いの場であるが、新しい音楽を知る大きなきっかけにもなる。イベントでふらりと立ち寄った部屋で鳴っていた音楽が、心に深く染みいって、思わず最後まで聴いてしまった…という体験は、オーディオファンならば誰しもにあることだろう。


マラソン試聴会は、ショップスタッフの「こだわり」や「好きな音楽」を知ることができる場でもある。ささいなこだわりが、オーディオの音をがらりと変える。「音は人なり」ともいう言葉もあるが、「このスタッフさん、気が合うかも?」というのは、その出音を聴けば自ずと分かるものもある。


他にも、6人のスタッフが300万円の予算でシステムプランを構築する「D300企画」、《データ再生音質向上プロジェクト》と題してスイッチングハブや強化電源などを聴き比べるイベント、《特選アナログ紹介》では国産メーカーを中心に最新カートリッジを聴き比べるなど、あらゆる角度からオーディオを楽しめるイベントが勢揃いしている。



オールリンで揃える“300万円プラン”も準備中


「来てくださる方には、なにより音楽を聴くことを楽しんで欲しいんです」と、企画担当の佐藤泰地さん。今年は大小合わせて5つの部屋で、2日間で30以上のプログラムが進んでいる。「個性的なオーディオシステムを用意していますから、いろんな部屋を覗いてもらって、いいなって思えるものを見つけてもらえたら嬉しいです」。会場の出入りも自由なので、朝から晩までオーディオ三昧もできるし、自分の好きなペースで、気になるテーマをつまみ食いしても良い。


ハイエンドオーディオの祭典であるから、必要なのはオーディオへの情熱、そして製品とそれらを扱うスタッフさんへのリスペクト。それだけ。


ぜひ11月1日、2日はKANDA SQUAREにご来場を。あなただけの、特別な一台をみつけて欲しい。


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