ナガオカ、モノラルカートリッジ「MP-MONO」に1.0mil交換針付属モデル。SP盤専用交換針も
編集部:太田良司ナガオカトレーディングは、同社NAGAOKAブランドのアナログカートリッジ “MPシリーズ” から、1.0 mil交換針(JN-PMONO 1.0E)搭載のモノラルカートリッジ「MP-MONO 1.0E」と、SP盤専用の交換針2モデル、合計3製品を9月26日に発売する。ラインナップと価格は以下の通り(表記いずれも税込)。
•モノラルMPカートリッジ「MP-MONO 1.0E」:41,580円
•SP盤用交換針 「JN-PSP 3.0」:13,860円
•SP盤用交換針「 JN-PSP 3.5」:14,960円
MP-MONO 1.0Eは、昨年発売したモノラルカートリッジ「MP-MONO」の0.7 milスタイラスチップを、1940 - 50年代のモノラル盤再生に主流だった1.0 milスタイラスチップに変更したモデル。1.0 milモデルはユーザーから多くの要望が寄せられていたとのことで、現代のレコードカッティングに最適化された0.7 milモデルに比べ、より厚みのある中低音と空気感を再現できるとしている。
またJN-PSP 3.0/JN-PSP 3.5は、MP-MONOのカートリッジ本体に取り付けられるSP盤専用の交換針。針先3.0 milのJN-PSP 3.0は「情景を描くような高音質再生」、針先3.5 milのJN-PSP 3.5は「時代を感じさせる温かみのあるサウンド」が、それぞれ楽しめるという。
MP(ムービングパーマロイ)シリーズは、磁石を誘導体とするMM型と異なり、軽い鉄片(パーマロイ)をカンチレバーに取り付け軽量化を図ることで、レコード針の動きの自由度を高めたとする同社を代表するカートリッジ製品。
MP-MONOのモノラルカートリッジは、過去の名盤の復刻やモノラルの魅力が再評価される中、モノラル盤の持つ音の迫力や、空気感を最大限に引き出すために「モノラルおよび SP再生専用カートリッジでの再生を推奨」と同社は説明している。
適正針圧は、MP-MONO 1.0Eが2.0 - 2.5g、JN-PSP 3.0およびJN-PSP 3.5が1.8 - 2.3g。