Rega、シリーズ初のDAC搭載プリメインアンプ「Brio MK7」。税込198,000円
編集部 : 伴 修二郎完実電気は、同社が取り扱うイギリス・Rega(レガ)ブランドより、プリメインアンプ「Brio MK7」を本日7月25日より発売する。価格は198,000円(税込)。
「Brio MK7」は、音楽配信サービスのリスニングに対応するため、“Brioシリーズ” としては初となるDACを搭載したプリメインアンプ。DACチップはRegaブランドのCDプレーヤーやDACでも採用している「Wolfson WM8742」を搭載。加えて、DIRには「Wolfson WN8805」を採用することで、入力されたデジタル信号を正しく識別してDACへ伝送すると謳う。
DAC搭載に伴い基盤上の回路設計を新たに見直しており、回路設計の最短化に加えて、DACやフォノ回路との間隔を取ることで、デジタルノイズからの干渉や位相の乱れ、歪みの低減を実現したとのこと。また、これまでBorioシリーズで採用されてきたアルプス社製のアナログボリウムをはじめ、オーディオ用の高音質パーツを多数搭載したとする。
別売のMMカートリッジ用フォノアンプ「Fono MM」と設計思想を共有するMMカートリッジ対応フォノ入力を搭載する。ICを使用するなどコンパクトな回路ながら、入力回路とRIAA回路を分けるなど相互干渉を最大限に抑えたことで、RIAAカーブの精度は+0.5dB以下(100Hz - 20kHz)を達成したと説明している。
内部回路には、50W+50W(8Ω)の大出力を実現する強力な電源回路と、160VA大型トロイダルトランスを搭載。また、10,000μF大型コンデンサー×2を出力段に、2,200μFコンデンサーを入力段に採用することで、電源供給をパワー段とプリ段に分けて供給するとしている。
筐体には、シャーシ全体がヒートシンクとなるよう5mm厚のアルミ合板を用いた放熱設計を採用。加えて、トランジスターを6mm厚のプレートにマウントし、ボトムプレートへ熱を誘導する機構設計となっている。
入力端子にはPhono×1基、ライン入力×3基、デジタル(光/同軸)×2を装備する。フロントパネルには3.5mmステレオミニ端子を搭載。消費電力は200W(待機時:-0.4W)。外形寸法は216W×79H×365Dmm、本体質量は4.9kg。