【HIGH END】JBL、次世代フラグシップ“SUMMITシリーズ”開発意図や特徴を幹部が説明。「計画の続きもあり」
2025/05/16
ハーマンインターナショナルは、ミュンヘンにて開催中のオーディオショウ「High END Munich 2025」にて、新ラウドスピーカーシリーズ「JBL Summit(サミット)シリーズ」3モデルを発表した。
1986年に登場した「Project EVEREST DD55000」、1989年に登場した「Project K2 S9500」からはじまったフラグシップモデルのシリーズの伝統を受け継ぎ、来年にはブランド創立80周年を迎える同ブランドのエンジニアリングとサウンドへの情熱の集大成を謳うスピーカーシリーズ。ヒマラヤの峰々にインスピレーションを得て名づけられた「Summit Makalu(マカルー)」「Summit Pumori(プモリ)」「Summit Ama(アマ)」の3モデルをラインナップする。
3モデルに共通する特徴として、柔らかな輪郭で、さまざまなインテリアにマッチするタイムレスなデザインを取り入れた。音質面においては不要となる共振を排除する構造および堅牢なブレーシングを施したゴールドのアクセントが美しい重厚なエボニー仕上げのキャビネットを採用する。
さらにJBLスピーカーシステムとしてははじめてJBL IsoAcoustics 調整式アイソレーションフィートを導入。スピーカー端子にはカーボンファイバーでコーティングされたロジウムメッキ採用のバインディングポストを搭載。そして、純度の高い音楽信号を各ユニットに届ける独自のMultiCapクロスオーバーネットワークを備えた。
エベレストからわずか19キロに位置する堂々としたピラミッド型の峰 “Makalu(マカルー)” にちなんで名づけられた最上位モデルのSummit Makaluは、3ウェイ構成のフロアスタンディング型スピーカー。ブランド独自のHC4コンポジットコーンを採用した300mm径ウーファーと200mm径ミッドレンジ、D2コンプレッションドライバー、そして能力を引き出す余すところなく引き出すHDI Sonoglassホーンを搭載する。
同じく3ウェイフロアステンディング型を採用するSummit Pumoriは、上位モデル同様のHC4コンポジットコーン250mm径ウーファーと200mm径ミッドレンジ、そして、D2コンプレッションドライバー+HDIホーンを搭載。なお、ネーミングについては「エベレストの娘」の愛称で親しまれている “Pumori(プモリ)” からとのこと。
唯一のブックシェルフ型のSummit Amaは、ヒマラヤ山脈で最も象徴的で美しい山の一つ、 “Ama Dablam(アマ・ダブラム)” からのネーミング。200mm径HC4コーンウーファーとD2コンプレッションドライバー+HDIホーンを搭載する2ウェイ機となっている。