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公開日 2025/02/05 11:32
制作者向けの統合ワークフローを提供する

ヤマハ、プロオーディオ向け空間オーディオソリューション「Sound xR」発表

筑井真奈
ヤマハは、バルセロナで開催中のオーディオビジュアル&統合システムに関する展示会・ISE(Integrated Systems Europe)にて、新たな空間オーディオソリューション「Sound xR」を発表した。空間オーディオの制作から提供まで一貫したソリューションとワークフローを提供するとしている。

ヤマハが提供する空間オーディオ制作の統合ソリューション「Sound xR」

「Sound xR」は、ヘッドホンを通じてイマーシブ体験の新たな提案を行う「Sound xR Core」と、現実空間においてスピーカーを通して観客やイベント来場者に対してイマーシブ体験を提供するAFC(アクティブフィールドコントロール)から構成される。

AFCでは、音場空間支援システム「AFC Enhance」と、音像制御システム「AFC Image」の2つのソリューションが提供される。

「AFC Enhance」は、それぞれの建築物が有するその空間固有の音響特性を活かし、音の響きを豊かするソリューション。楽器や歌声の自然な聴こえ方を保ちながら、その空間に拡がる音の残響感や音量感をコントロールし、用途に適した音響空間を提供するものとなる。

建物の自然な響きを生かしながら、最適な残響を設定できる音場支援システム「AFC Enhance」

すでにInterBEEやヤマハ銀座のイベントなどでも活用されているが、ゲームの世界観に飛び込んだような音響空間を再現したり、あるいはリハーサルの環境を本番の会場に近い音響空間に設定する、といった活用がなされている。

「AFC Image」は、最大128オブジェクトチャンネルの音像定位を自在にコントロールし、イマーシブな音環境を創り出すオブジェクトベース方式の音像制御システム。演劇、オペラ、コンサート、インスタレーション、イベントなどでイマーシブなオーディオ体験を提供できるものとなる。

空間内の任意の位置に音像を設置できる音像制御システム「AFC Image」

空間内の任意の場所に音源位置を設置することや、観客席の周囲に効果音を配置するといったことも可能で、観客により深いインパクトを与えることができる。また博物館やテーマパーク、プロジェクションマッピングにおけるインタラクティブなサウンドインスタレーションとしても活用できるとしている。

ヤマハの子会社としてPA用スピーカーなどを手掛けるNEXOブランドからは、最大128入力/64出力の「AFC Image」プロセッシングに対応するイマーシブオーディオプロセッサー「DME10」が登場。

またヤマハシグナルプロセッサー「DME7」に最大64入力/32出力の「AFC Image」機能を追加できる拡張キットも登場。DME7とヤマハスピーカーを組み合わせることで、小規模なイマーシブサウンドインスタレーションやイベントに活用できるものとなる。

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