トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2024/12/06 12:45
プロフェッショナルのスタッフが丁寧にサポート

【専門店探訪】圧倒的品揃えの “攻める” オーディオ専門店。大阪の老舗ショップ・シマムセンを訪ねる

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
大阪のオーディオ専門店として長い歴史を持つ「シマムセン」。日本橋のでんでんタウンのなかほどに店を構える、創業70年を超える老舗オーディオショップである。この度11月30日/12月1日に行われた「第33回オーディオセッション in OSAKA」への取材と合わせて、1年ぶりに店舗を訪問させてもらった。

大阪・日本橋に店を構えるオーディオ&ホームシアター専門店・シマムセン

「展示品をしっかり置いてくれて、お客様に対してもきっちりフォローアップしてくれる」と、国内メーカーや商社が口を揃える信頼のオーディオショップ。3Fまでが店舗エリアとなっているメインビルと、ハイエンド製品の試聴やイベントなどに活躍する別ルーム・CYMA(シーマ)の2箇所をメインに営業を行っている。

メインビルの1Fはおもに中古販売、2Fは中核価格帯の製品/アクセサリーとホームシアター、3Fはハイエンドな価格帯が中心となる。国産/海外ブランドの両方を扱うが、特に人気があるのはアキュフェーズ、そしてラックスマンやエソテリックといった国産ブランドである。

1Fは中古販売がメイン。JBLやマーク・レビンソンなどの銘機が揃う

2Fは中核価格帯がメイン。マランツ、デノン、アキュフェーズ、ティアックなどが人気

社長の堀野裕一郎さんは、小社が主催するアワード「オーディオ銘機賞」の審査員も長年務めている大ベテラン。今年の注目モデルについてうかがってみると、「やっぱりアキュフェーズは強いです。新しく発売になったA級パワーアンプ『A-48S』も買い替えを中心にしっかり動いている印象です。B&Wも好調でしたが、春に値上げしてからちょっと落ち着いてしまいましたね。あとそう、Qobuzにも期待しています。BLUESOUNDのネットワークプレーヤーも一旦止まっていましたが、またじわじわと動き始めたところを見ると、やはりQobuzのよい影響じゃないでしょうか」と語ってくれた。

Qobuz効果かBLUESOUNDの売れ行きも好調!

さらに、年末商戦に向けてマランツの “10シリーズ” にも期待しているところだという。「先週店頭に入ってきたばっかりで、これからお客様にもしっかり聴いていただける機会が増えるでしょう。大阪セッションでも話題になっていたようですね。マランツのこれまでのフラグシップモデルが60万円くらいでしたから、一気に3倍アップ。お客様からの反響がどう出るか、楽しみです」

3Fのハイエンドフロア。マランツの「MODEL 10」「SACD 10」にも期待大!

3F奥には区切られた試聴スペースも設けられている

ハイエンドへの新挑戦も気になるマランツだが、今年の売れ筋はやはり「MODEL M1」。HDMI入力、ネットワークにも対応するコンパクトなプリメインアンプ、リビングにも置きやすいおしゃれなデザインで、リビングオーディオに新しい風を吹き込んだ。

他にも注目の製品として、フランコ・セルブリンの「Accordo Goldberg」、ピエガの「Coax Gen2」シリーズ、またテクニクスのアクティブスピーカー「SC-CX700」などの名が上がった。アナログではDS Audio光カートリッジのエントリーバージョン「DS-E3」で、光カートリッジファンが広がることにも期待しているという。

ハイエンドフロアの常設スピーカー。フランコ・セルブリンやYGアコースティックなど試聴機会の少ないスピーカーも揃う

アクセサリーの動向について尋ねると、引き続き仮想アースの元気が良いらしい。光城精工のスティック型アースやコンセントの空き端子に挿入するものなど、新製品も続々登場してきている。手軽なグレードアップアイテムへの需要は健在だ。

よりハイエンド製品の試聴に特化したCYMAにもお邪魔させてもらった。取材時にはJBL「Everest DD67000」をはじめ、ソナス・ファベール、TAD、YGアコースティックなどの垂涎のスピーカーがずらりと並ぶ。「定期的にイベントも開催していますし、VIPのお客さまにはじっくり時間をかけて聴き比べしてもらえる場所として活用しています」とスタッフの塩見さん。今週末の12月7日(土)はフランコ・セルブリン「Accordo」「Accordo Goldberg」、8日(日)ソナス・ファベールの「Amati G5」の試聴会も予定されているそうだ。

CYMAの試聴スペース。広い空間でハイエンドシステムを存分に味わえる

オーディオファンの “ワクワクする取り組み” を着実に積み重ねる信頼のオーディオ専門店、シマムセン。年末は年に一度の大売り出しのシーズンでもある。ネットワークからアナログまで、プロフェッショナルのスタッフたちが丁寧にサポートしてくれるので、気になるアイテムがある方は、ぜひお店に訪問を。

日本全国を見回しても、これだけの数のスピーカーを常設、試聴できる環境を用意しているお店はそう多くない。気になるモデルがあったらぜひお店に訪問を!

■シマムセン Information
大阪市浪速区日本橋4-8-11
TEL:06-6632-2851
営業時間:10:30 - 18:30
定休日:毎週木曜日、毎月第1・第3・第5水曜日

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB