トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2024/05/31 10:00
独自のデジタルフィルターやDSP技術を導入

Ferrum Audio、フラグシップ製品のノウハウを取り入れたDAC内蔵ヘッドホンアンプ「ERCO Gen2」

編集部:成藤 正宣
エミライは、同社取り扱いブランドFerrum Audio(フェルム・オーディオ)より、フラグシップDACのノウハウを用いて改良したDAC内蔵ヘッドホンアンプ/プリアンプ「ERCO Gen2(エルツォ ジェンツー)」を、6月7日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込352,000円前後での実売が予想される。

「ERCO Gen2」

2022年に発売した前モデル「ERCO」をベースに、フラグシップDAC/プリアンプ「WANDLA」の開発を通じて培ったノウハウを投入し、アナログ回路やソフトウェアを大幅に強化。より使いやすく、さらなる高品位再生を追求したとする。

前モデルから引き続き、DACチップはESS「ES9028PRO」を採用。DACチップのポテンシャルを引き出す超低ジッター水晶発振器や、MQAレンダリング/デコード機能を備えたデジタル信号入力制御用ARMチップなども受け継いだ。

その一方、対応サンプリングレートはPCM 768kHz/32bit、DSD512(22.4MHz)まで向上。I/V変換回路はWANDLAの技術を取り入れて新設計し、再生品質を高めている。また、独自の外部実装デジタルフィルター「HQアポダイジング・デジタル・フィルター」や、相互変調歪みとサンプル間ピーク歪みを低減するDSP技術も導入した。

ヘッドホン出力は4.4mmバランスジャック/6.3mm標準ジャックを搭載。独自設計のヘッドホン駆動用ICパワーアンプセクションにより、バランス駆動時で6,100mW(@50Ω)/1,200mW(@300Ω)という大出力を実現する。

4.4mm/6.3mmヘッドホン出力を搭載。1台ごとに仕上げが異なるコルテン鋼プレートも装備する

背面にはXLRバランス(4V RMS)/RCAアンバランス(2V RMS)のレッドブックに準拠したライン出力を搭載。ほか、RCAアナログ入力、光デジタル/同軸デジタル/USB Type-C入力を配置する。

背面端子

DAC出力段から出力端子までフルバランス設計を徹底し、ダイナミックレンジはアナログ入力時129dB、デジタル入力時117dBという優れた数値を達成。高精度なアナログボリューム機構はバイパスも可能で、シンプルなUSB-DACとしても活用できる。

ブランドのオーディオ用DCパワーサプライ「HYPSOS」との接続にも対応。専用の4ピン電源コネクター「Ferrum Power Link」を搭載する。なお、HYPSOS用ケーブルは別売となる。

外形寸法は217W×50H×206Dmm(突起部を除く)、質量は1.8kg。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB