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公開日 2023/07/27 19:36
VELVET SOUND for CarsシリーズのフラグシップDSP

AKM、車載向けマルチコアDSP「AK7709VQ」。多チャンネルスピーカーやハイレゾオーディオ処理を実現

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
旭化成エレクトロニクス(AKM)は、マルチコアアーキテクチャを採用した車載サウンドデザイン専用のDSP「AK7709VQ」の販売を開始した。先日発表された「VELVET SOUND for Cars」シリーズのフラグシップDSPモデルとなる。

「AK7709VQ」

強力なリアルタイム処理を実現していることが特徴だと同社は説明。7,000MIPSの処理能力と内蔵メモリ2.75MB搭載しており、車載オーディオで要求される多チャンネルスピーカーやハイレゾオーディオ処理を実現し、車室内サウンドの高音質化に貢献するとしている。

多様なオーディオ処理のソフトウェアも合わせて提供され、「VELVET SOUND for Cars」のコンセプトである「まるでそこにいるかのような音の世界」を届けるチューニングをサポートするとアピールしている。

車室内で20年以上の実績のある、ハンズフリー、インカーコミュニケーション等のソフトウェアも提供。マルチマイクやハイサンプリングレートでのボイス処理も実現している。非同期のハードウェアSRCを含むオーディオハブ機能内蔵により、音楽再生や通話など、異なるデジタルソースのダイレクト入出力に対応する。

また、本機「AK7709VQ」と同社のフラグシップDAC「AK4499EXEQ」を組み合わせたサウンドソリューション・デモボードも用意。自動車メーカー及びTier1サプライヤーが対象となるが、東京・上海・深センのAKMガレージラボ内のデモカーで体験できるようにする。

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