トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2023/01/06 19:53
2023年春より展開を開始

<CES>Dirac、新音響補正技術「Dirac Live Active Room Treatment」発表。不要波長をアクティブに除去

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
Diracは、新しい音響補正技術「Dirac Live Active Room Treatment」を発表。2023年春に、StormAudioのAVアンプ向けに提供されるファームウェアアップデートによって、正式に展開がスタートする。

「Dirac Live Active Room Treatment」

Dirac Live Active Room Treatmentの大きな特徴は、「いわゆるアクティブノイズキャンセリング技術のように働く」ことにあり、スピーカー自身が他のスピーカーから発生する望ましくない波長をアクティブにキャンセルすることで、より「クリーンでタイト」な低域再生を可能にするという。

これは、部屋に設置した複数のスピーカーを個別に計測するのではなく、セットアップした部屋全体を「ひとつのシステム」として捉えて計測し、高度な空間最適化を施すことで実現するとしている。

また、多くのホームリスニング環境においては、低域が減衰するまでに時間を要することがあり、結果として共鳴やブーミングといった現象を引き起こすことがある。Dirac Live Active Room Treatmentでは、部屋のシステム全体における低音特性を自動的に調整することで、減衰時間を短縮でき、各スピーカーの長所を生かして補正して最適化を図るとする。

DiracのCPOであるMathias Johansson氏は、今回のDirac Live Active Room Treatmentでは吸音材などを物理的に設置する必要がなく、「低域の減衰時間をデジタルに減らすことができる」と説明。さらに、「システム内のすべてのスピーカーの低音特性をアクティブに調整して最適化することで、どんな部屋環境でもタイトな低音再生と、よりクリアなオーディオ体験を提供する」とコメントしている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 高まった装着感とリーズナブルな価格。Shokz「OpenFit Air」は“ながら聴き”イヤホン最良の選択肢
2 ハピネット、ディズニーのBlu-ray/DVD製造・販売を行うライセンス契約を締結
3 PRIMARE、“映画/オーディオファンどちらも魅了する” AVアンプ「SPA25 PRISMA」
4 【ミニレビュー】PC-Triple C導体採用、サエクの中核電源ケーブル「PL-7500」
5 <HIGH END>Chord Electronics、DAVE“アップスケーラー”参考出品。レゴのように組み合わせる「SUZI」シリーズも
6 『デューン 砂の惑星 PART2』IMAX&ドルビーシネマ再上映が決定。5/17から
7 <HIGH END>ソナス・ファベール「SONETTO G2」デビュー/エステロン、アヴァンギャルドも新作発表
8 ウィーンアコースティクス、天才ピアニストの名を冠したハイエンド・アクティブスピーカー「Mozart Infinity」
9 <HIGH END>TAD、旗艦スピーカー「R1TX」の“進化版”披露/NAGAOKA、漆塗りスタビライザーなど
10 パナソニック、「どこでもディーガ」のリアルタイム視聴を含めた5機能を大幅アップデート
5/14 10:40 更新

WEB