トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2022/01/07 14:08
まず車載用オーディオ向けに提供

<CES>Dirac、ステレオからイマーシブオーディオをリアルタイム生成するアップミックス技術を発表

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
スウェーデンのDirac Researchは、同社の空間オーディオソリューション「Dirac Virtuo」の新機能として、ステレオ音声からリアルタイムにイマーシブオーディオを生成するアップミックス技術を発表した。

「Dirac Virtuo」の新機能として、ステレオ音声からイマーシブオーディオを生成する技術を開発

同社によれば、本技術はステレオ音声を空間的な要素ごとに複数のパートに分割し、そこからマルチチャンネル音源を生成するというもの。さらに特許申請中の独自アルゴリズムにより、歪みや人工的な響きをなくし、アキュレートで自然なイマーシブオーディオを実現するとしている。本技術は最初に車載用オーディオ向けとして提供される。

「Dirac Virtuo」を採用した車載用オーディオのイメージ

また、「Dirac Intelligent Audio Platform」という、車載用のさまざまな音声処理を実現するモジュール式のプラットフォームを新たに開発。測定や半自動のチューニングを行うことで、車内の色付けをなくし、スピーカーから高いパフォーマンスを引き出すことができるとしている。さらに、リスナーごとに安定したファントムセンターを実現し、サウンドステージや定位を安定させることができるという。

車内のオーディオ環境をさらに向上させるプラットフォームも開発

同社のオートモーティブオーディオ事業開発責任者であるLars Carlsson氏によれば、「Dirac Intelligent Audio Platformはソフトウェア主導でサウンドを完成させるので、自動車メーカーは消費者が好む車内体験をより簡単に、素早く、コスト効率よく提供する」ことができるとのこと。このプラットフォームは、すでにボルボやロールスロイス、ハーマンなどに採用されているという。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB