トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2019/11/06 17:01
フラグシップ機のテクノロジーをもとに開発

フェーズメーション、モノラル筐体構成のバランス入力搭載MC昇圧トランス「T-1000」

編集部:杉山康介
協同電子エンジニアリング(株)は、フェーズメーションブランドよりセパレート型MC昇圧トランス「T-1000」を12月上旬に発売する。価格は300,000円(ペア・税抜)。

「T-1000」

同社製フラグシップMC昇圧トランス「T-2000」で培った設計テクノロジーをもとに、より多くの方に同機のエッセンスを楽しんでもらうために開発したというセパレート構成のMC昇圧トランス。T-2000にも搭載されたバランス入力を搭載することで、本来バランス動作をしているカートリッジの信号を外来ノイズから保護できるとしている。

独自の特殊巻線構造で、二次巻線にPC-Triple Cを使用した新設計のMC昇圧トランスを搭載。大型のEIコアと相まって、高い低域リニアリティと高効率昇圧を達成し、可聴帯域内の位相歪を減少させるという。昇圧比(電圧利得)は26dBで、周波数特性は10Hz - 70kHz(±3dB)。

また、トランス付近には磁気シールド材を配置することで外部誘導ハムと磁気歪の低減を実現するほか、トランス本体はハイダンピングラバー材で本体からフローティングされ、外部振動の伝播を防ぐ構造となっている。

トランスはフローティングされている

筐体は10mm厚アルミスラントフロントパネルと1.2mm厚銅メッキ鋼板のシャーシベース、1.6mm厚銅メッキ鋼板カバーで構成され、剛性を確保。またT-2000と同じモノラル筐体構造にしたことで、左右での音質干渉を徹底的に排除したとする。フットには外部振動を遮断するという重量級金属インシュレーターを採用。

入出力端子にはFURUTECH製ロジウムメッキ端子を採用。XLR/RCAどちらの入力にも対応するが、同時使用はできない。

XLR/RCAどちらの入力にも対応

最適カートリッジ出力インピーダンスと使用可能カートリッジ出力インピーダンスは1.5 - 40Ωで、負荷インピーダンスは47kΩ。外径寸法は174W×90H×173Dmmで、質量は2.0kg(片ch)。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB