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ホームシアターファンにとって、Xbox 360で最も魅力的に感じるポイントは「Xbox 360 HD DVD
プレーヤー」の存在かもしれない。Xbox 360本体に20,790円(税込)の外付けHD DVDプレーヤーを追加するだけで、Xbox
360が次世代DVDプレーヤーに変身するのだ。
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Xbox 360 HD DVD プレーヤーの製品パッケージは、USBケーブルでXbox 360本体と接続するHD
DVDドライブ、ACアダプタ、Xbox 360ユニバーサルメディアリモコン、HD DVD プレーヤーインストール用ディスクとシンプルなものだ。初回使用時にHD
DVDプレーヤーのインストールをしてしまえば、あとはHD DVD プレーヤーにソフトをセットするだけで再生がスタートする。
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別売りで用意されるHD DVDプレーヤー。価格は20,790円(税込) |
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セッティングはXbox 360本体とケーブル1本で接続するだけと、いたって簡単に行える |
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多機能なユニバーサルメディアリモコンも同梱する |
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HD DVD再生を100インチスクリーン+5.1chサラウンドシステムでチェックした |
早速作品をプレイしてみよう。真っ先に再生したのが、HD DVDのみで発売されているピーター・ジャクソン監督の高画質タイトル『キング・コング』(ユニバーサル)だ。再生してすぐに気づいたのは、HD
DVDのメニューで用いられている技術「HDi」を使った動きのあるポップアップメニューが快適に動く点だ。CPUパワーがパワフルなゲーム機の強みが活きているのだろう。映像のクオリティについても、据え置き型プレーヤーとの違いが分からないほど高精細だ。
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『キング・コング』UNSH-42208
¥4,980(税込) |
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『NHKスペシャル 映像詩 里山 命めぐる水辺』PCHE-50006
¥4,935(税込) |
例えばチャプター26のキング・コング初登場につながるシーンは、空中をパンするカメラワーク、煙で曇る暗闇のなかで揺らめく炎と映像的に厳しい表現が連続する。このシーンでも再生機としての性能に問題なく、通常のプレーヤーに匹敵する水準の映像を出してくる。BGMとして奏でられる原住民による低音の包囲感も見事だ。恐竜の大群たちに追いかけられ、明所で独特の階調を見せるチャプター30では、迫り来る、そして時には頭上を越えていく足音にズシリと重みが感じられる。プレーヤーとしてのスペックはDTS、ドルビーデジタルプラスに対応しており、必要にして十分と言える。
最近見つけた1080iの高画質タイトル『NHKスペシャル 映像詩 里山 命めぐる水辺』(NHKエンタープライズ)は、圧縮には厳しい水しぶきの映像をシャープに描く性能に感心した。もう一つ、オーサリング面の特徴となっている、本体のストレージを使ったブックマーク機能の操作がすこぶる良い。こういったリモコンの使いやすさは、やはりゲーム機で培ったノウハウを投入した結果なのだろう。
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