“700 Series”をアップグレード

B&W、新スピーカー「700 Signature」を7/31発売。フロア型「702」とブックシェルフ型「705」

公開日 2020/07/17 12:00 編集部:杉山康介
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ディーアンドエムホールディングスは、英B&Wのスピーカー“700シリーズ”のSignatureバージョンとして、フロアスタンド型「702 Signature」とブックシェルフ型「705 Signature」を7月31日より発売する。価格は702が331,000円(税抜/1本)で、705が353,000円(税抜/1組)。

702 Signature

705 Signature

以前のシグネチャーモデルと同じ哲学を共有し、慎重にアップグレードされ、ゴージャスに仕上げられたというスピーカー。6月に本国にて発表されていたものの、日本での発売日や価格が正式に決定したかたち。

両モデルとも、Mundorf社から供給される特別な処理とアップグレードされたシグナルパスコンデンサーや、より大きなヒートシンクを搭載し、加えて702はクロスオーバーの低域側フィルターに、アップグレードされたフィルターコンデンサーを装備。これによって解像度を改善し、さらなる拡散性と空間表現力によって、さらに洗練されリファインされた音を実現したという。

トゥイーターはB&Wの25mmカーボンドーム・トゥイーターを、トゥイーター・オン・トップのデザインで設置。従来モデルでは空洞の亜鉛ボディを採用していたが、本モデルではアルミニウムを同じ形状になるよう削り出し、より強固で共振の少ない構造を獲得。1kg以上の質量となるため鳴きにくく、“800 Series Diamond”と同じデカップリング・メカニズムと音響的に透明なグリルデザインを受け継いでいるとのこと。

アルミニウム削り出しトゥイーターをトップに設置

705のミッド/バスは165mmコンティニュアムコーンドライバーを搭載。702のミッドレンジは150mmコンティニュアムコーンドライバーにFEA(Finite Elemente Method)有限要素法による最適化のアルミニウム・シャーシを使用した専用ミッドレンジFSTドライブユニットを搭載。シャーシ前面にコントロールされたマスダンパーを追加することで、シャーシの共鳴が抑えられ、よりクリーンなミッドレンジになるとしている。

ミッド/バス、ミッドレンジにコンティニュアムコーンドライバーを搭載

また、702のウーファーには800 Series Diamondで使用されるエアロフォイル・コーンをアレンジし、エアロフォイル形状のEPS(expanded polystyrene)の内側/外側にスキンを貼った複合構造としたことで、低音のパフォーマンスが劇的に向上したという165mmドライバーを3基搭載。

仕上げはシグネチャーモデルの慣例に従い、Datukグロス・エボニーの木目仕上げを採用。プライマー、ベースコート、ラッカーを含む9層のコートにより深みある光沢の外観を形成するほか、仕上げの品質をさらに強調するため、シルバー仕上げのトゥイーターグリルと、ミッドレンジとミッド/バスコーンの周りにメタルのトリムリングを装備。背面パネルにはシグネチャーモデルプレートがあり、製品をユニークな芸術作品にしているとのこと。

背面にシグネチャーモデルプレートを装備する

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