iOSアプリがリリース

ハイレゾ・ライブストリーミング「PrimeSeat」、iPhoneでも利用可能に

公開日 2018/06/14 16:40 編集部:小澤貴信
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インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ハイレゾストリーミングサービス「PrimeSeat(プライムシート)」のiOSアプリを6月13日より提供開始した。価格は無料。


PrimeSeatは、オリジナル番組やコンサートなどの様々なコンテンツをハイレゾでライブ・ストリーミング(生放送)、オンデマンド、インターネットラジオ配信するサービス。これまではパソコン(Windows/Mac)にのみ対応していたが、今回のiOSアプリの提供により、iPhoneなどのiOS端末からの聴取も可能になる。なお、本アプリはIIJと(株)コルグと共同開発による。

iOS版「PrimeSeat」で配信されるのは、PC版で提供しているコンテンツのうち、有償コンテンツを除いた、無償コンテンツのみとなる。

PrimeSeatは11.2MHz DSDを含む様々なフォーマットで配信を行っているが、iPhone単体で再生する場合は48kHzまたは44.1kHzに変換して再生を行う。iPhoneにUSB-DACを接続する場合は、最大で192kHz/24bit PCMおよび11.2MHz DSDのネイティブ再生を行うことができる(上限は接続したUSB-DACに準じる)。

ライブ・ストリーミングについては、6月21日(木)3:00から予定されているベルリン・フィル定期演奏会の配信を予定。11.2MHz DSDでライブ・ストリーミングを行う(デバイスにより再生可能なDSDフォーマットが異なるとのこと)。本演奏会は首席指揮者サイモン・ラトルの最後の定期コンサートとなり、マーラーの交響曲第6番などがiOS版「PrimeSeat」からもリアルタイムで楽しめる。6月25日(月)から7月1日(日)まで聴き逃し配信も行う。

オンデマンド配信については、東京藝術大学でこれまで開催された演奏会を録音した「藝大ミュージックアーカイブ」、JAZZクラブでのJAZZ Live、キングレコード社のアニメーション・特撮関連の名作レコード・CDをハイレゾ化した「ハイレゾ浪漫倶楽部」などを配信予定。

インターネットラジオは、クラシック・インターネット・ラジオ「OTTAVA」のラジオ番組や、ベルリン・フィルの定期演奏会をハイレゾ(PCM 48kHz/24bit)で楽しめる「ベルリン・フィル アワー」などの番組を配信する。

対応OSはiOS 9.3以降。対応デバイスはiPhone X、iPhone 8 Plus、iPhone 8、iPhone 7 Plus、iPhone 7、iPhone 6s Plus、iPhone 6s、iPhone SE、iPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5s、 iPod touch 第6世代となる。

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