マーカーレスDSD再生の対応機種拡大も

DELA「N1/2」の新ファームウェアが6月1日公開 ー USB-DAC接続時の再生ソフトを改善

公開日 2017/05/31 13:18 編集部:小澤貴信
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メルコシンクレッツは、同社が手がけるデジタルミュージックライブラリー“DELA”「N1シリーズ」「N1/2シリーズ」の新ファームウェア(ver3.50)を6月1日より公開する。本ファームウェアより、配信機能の改善やUSB-DAC接続機能への機能追加が実施される。

HA-N1ZS20/2

本ファームウェアは、先日開催された独「Munich HIGH END 2017」にてアナウンスされていたもの(関連ニュース)。予定通り、明日6月1日にリリースされる。

今回のアップデートでは、USB-DAC接続機能の強化が大きなトピックとなる。USB-DAC接続時の再生ソフトウェアを改善、ファームウェア「3.21/3.22B」において実装された再生ソフト「G3」を標準とした。

一方で、ファームウェア「3.00」〜「3.21」までの再生ソフトウェアで再生する「クラシック」モードも追加された。

DoPマーカーをつけずにDSD再生が行える「メルコ・マーカーレスDSD再生」の対応機種に、OPPO「BDP-105 Japan Limited」とSOULNOTE「D-1」を追加した。これによりDELAとの組み合わせによる11.2MHz DSD再生が可能となる。なお、「3.22B」におけるメルコ・マーカーレスDSD再生への対応機は、本ファームでも引き続き対応する。

また、マーカーレスDSD再生対応機でも、DoP方式での再生する「DoP優先モード」が追加された。各アプリとの通信や互換性も改善。既報の通り、対応アプリとの組み合わせによるロスレス音楽ストリーミング「TIDAL」「Qobuz」の再生にも海外向けに対応するが、いずれのサービスも日本では未導入のため、日本国内ではこの機能はサポート外となる。

本体からの再生およびCDトランスポート機能向けには、新たにシャッフル再生機能を搭載。本体内の音源をシャッフル再生することができる。なお、本体のキーからリピート、シャッフルモードを設定できる。

メディアサーバー機能については、配信の安定性を改善。また、一部の機器・アプリで選曲ツリーが正しく動作しない場合があったのを修正した。

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