北陸初の大型オーディオイベント

第一回「北陸オーディオショウ」レポート。熱心なファンや家族連れなどで大盛況

公開日 2016/03/31 19:51 オーディオ編集部:押野由宇
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この北陸オーディオショウの企画者である、シーエスフィールドの代表取締役社長、そしてオーディオ専門店クリアーサウンドイマイの運営者でもある今井芳範氏は、このイベントをただの製品発表の場にするのではなく、出展者も来場者もコミュニケーションを取り楽しんでもらえる場であることを一番大切にしていると語った。

シーエスフィールド代表取締役社長、今井芳範氏

その思いがあるからこそ、北陸初のイベントにも関わらず、多くのブランドから賛同を得られたのだろう。各ブランドの方に話を聞いてみると、やはり北陸での大規模なオーディオのイベントは初なので大きな期待を抱いているという。専門店での試聴会などはあっても、どうしてもオーディオファン以外にリーチすることが難しい。また北陸では大型量販店でのオーディオ機器の取り扱いが減少傾向にあり、これまでオーディオに触れたことのない方に興味を持っていただく機会が待ち望まれていた。

逆に北陸のオーディオファンにとっても、これほど多くの機器を直に目にし、その音を聴くことのできる機会はなかったということになる。専門店に頻繁に訪れることもなかなかできず、インターネットや雑誌で最新の情報を知ることはできてもその音が体験できない“オーディオ難民”となっていた。このイベントでは、実際にその製品の音を聴いた上で、担当者に気になったところを質問することができる。多くの方は、常日頃から抱いていた疑問なども含めて、積極的に担当者に話しかけていた。

来場者と出展者の距離が近い、アットホームな雰囲気のイベントとなった

また、来場者には年若い男性や女性、家族連れの姿が散見された。しかもその割合は都心で開催されるイベントより多く感じられた。これは、イベント会場が北陸新幹線も開通した富山駅から直通の、市電沿線上にあるということも大きいだろう。交通の便が良く、かつ周辺はショッピングモールなどで賑わっている。車社会である北陸の地において、何かのついでに覗いてみるというのは場所に恵まれないと難しい。その条件をクリアしたことが、この盛り上がりに繋がったひとつの要因だろう。

さらに会場では生演奏をその場で録音し、それをB&Wのスピーカーで再生するという企画も実施された。参加したアーティストは小馬崎達也&パンゲア。桐ギター、久乗編鐘、ベース、琉水鉦、パーカッション、篠笛、能管、筝・十三絃、十七弦といった多様な楽器が使用された演奏で、来場者はその音に耳を澄まし、生演奏とオーディオ再生それぞれの良さを楽しんでいた。

富山県出身のアーティスト、小馬崎達也。世界各地の民族音楽研究を活かした演奏が、ダミーヘッドマイクなどを使用しその場で録音された

多くの方にオーディオの魅力が伝わった第1回の北陸オーディオショウ。2日間で来場者はなんと2,000人にものぼったという。すでに第2回の開催は来春と告知されており、今井氏はその構想を練っているという。回を重ねるごとにイベントが認知され、この流れは大きくなるはずだ。北陸のオーディオ文化のさらなる発展に期待したい。

以下、北陸オーディオショウのイベントの様子を写真でレポートしよう。














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