NAGRAやT+Aなどハイエンド機が勢揃い

【TIAS】dCSから担当者も来日、新モデル「Rossini DAC」など披露

公開日 2015/09/26 17:21 編集部:風間雄介
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有楽町の東京国際フォーラムで27日まで開催されている「2015 東京インターナショナルオーディオショウ」会場から、太陽インターナショナルとアブサートロンの出展内容をお届けしよう。

太陽インターナショナルでは、dCSの新モデル「Rossini」シリーズや、上位のVivaldiシリーズをアピール。本国からdCSのデビッド・スティーブン氏も来日し、RossiniやVivaldiの技術的優位性についてアピールしていた。

太陽インターナショナルのデモシステム

dCSのデビッド・スティーブン氏

Rossiniシリーズの中でもフィーチャーされていたのはマルチネットワークプレーヤー「Rossini DAC」とクロック「Rossini Clock」。DACは359万円、クロックは103万円(いずれも税抜)となる。

Rossini DAC(上)とRossini Clock(下)

DACはFPGAで構成された5bitリングDACモジュールの最新世代を搭載していることが特徴で、これをチャンネルごとに搭載し、さらに音質を高めている。なおRossini DACは上位機のVivaldiでは今のところ再生できない5.6MHz DSDの再生にも対応。デモでも同音源を使用していた。再生時には1bit/5.6MHzではなく、5bit/5.6MHzで処理を行っていた。

もちろん、Vivaldiシリーズのデモも実施。シリーズそれぞれの特徴を丁寧に解説しながら、AvalonのDiamondを使って様々なソースを再生した。講演の中でスティーブン氏が何度も強調していたのが、クロックの重要性。RossiniにもVivaldiにも単体クロックが用意されているが、これらが音に果たす役割の大きさを繰り返し語っていた。

ラックにずらりと収納されたdCSの主要ラインナップ

そのほか太陽インターナショナルのブースでは、NAGRAの製品群も多数展示。300B管を搭載したプリメインアンプ「300i」(2,765,000円)やステレオパワーアンプ「CDC」(2,284,000円)、5.6MHz DSDまで対応するDAC「HD DAC」(2,909,000円)など、ハイエンドモデルがずらりと勢揃いしていた。

NAGRAの製品群も出展

NAGRA「HD DAC」(下)

さらに独T+Aのプリアンプ「P 3000 HV」、パワーアンプ「A 3000 HV」もデモ用機材として設置。JEFF ROWLANDの製品ではステレオパワーアンプ「MODEL 125」(500,000円)、プリアンプ「Capri S2」(555,000円)などを展示していた。

JEFF ROWLANDやT+Aのハイエンドモデルも展示

JEFF ROWLANDの比較的手頃な製品群も置かれていた

アブサートロンはBoulder+Westlakeの組み合わせでデモ

アブサートロンは、Boulderのプレーヤー/アンプ群とWestlake Audioのスピーカーを組み合わせてデモを実施していた。

アブサートロンブースのデモの模様

用意された試聴システムは、ディスクプレーヤーにBoulderの「1021」(3,800,000円)、プリアンプが同「1010」(2,400,000円)、そしてパワーアンプにはモノラルパワーアンプ「850」(2,050,000円/ペア)を2ペア使用するという贅沢な構成。スピーカーはWestlake Audioの「BB10VF」(5,200,000円/ペア)を使っていた。

Boulderの「1021」(左)と「1010」(右)



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