フォステクス、純マグネシウムHR振動板の13cmフルレンジSPユニット − 専用SPボックスも同時発売

公開日 2012/05/11 17:42 ファイル・ウェブ編集部
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フォステクス カンパニーは、13cmフルレンジスピーカーユニット「MG130HR」と、スピーカーボックス「YK130MG」を6月15日より発売する。「MG130HR」は300台限定販売で52,500円(税込)、「YK130MG」は100台限定で84,000円(税込)。

■MG130HR

「MG130HR」は純度99.9%の純マグネシウムHR振動板を採用。内部損失が高く、透明感の高い音を実現する純マグネシウムをHR形状にすることで、軽量かつ高剛性ながら、フラットかつワイドレンジな周波数レスポンスを持つ振動板になっているという。

MG130HR

この振動板をリニアに動作させるため、ダンパーをダブルで使用。ボイスコイルボビンはHR振動板と形状を合致、結合させて不要なロスファクターを排除することで、ボイスコイルの振動をHR振動板に確実に伝えることができるとのこと。

磁気回路にはφ90mm、高さ40mmのアルニコマグネットを採用。ボールピース部には磁気焼鈍処理を施した純鉄に銅キャップを装着することで、電流歪を低減。駆動系の低歪み化により、音の明瞭感を向上させたという。

フレームには、大型アルニコマグネット磁気回路を着実に支え不要振動を抑えるため、高剛性の亜鉛ダイキャストフレームを採用した。

インピーダンスは8Ω、最低共振周波数は58Hzで、再生周波数帯域はf0〜28kHz。出力音圧レベルは87dB/W(1m)。マグネット質量は1,490gで総質量は3.18kg。バッフル開口寸法はφ125mmとなっている。同時発売の「YK130MG」など、バスレフ型エンクロージャーとの組合せが推奨されている。

■YK130MG

MG130HR専用のバスレフ型スピーカーボックス。強度が高く素直な共振スペクトルを持つブナ合板を採用。バッフル、天面、底面、側板にはブナ合板、裏板にシナ合板を合わせることで、不要振動を逃がし強度分布を最適化。明瞭度が高く響きの豊かな音質を実現したという。

最終仕上げはブナ柾目突き板貼りに塗装仕上げ。塗装はバイオリンレッドとダークブラウンの2色を用意している。

YK130MG(ダークブラウン)

YK130MG(バイオリンレッド)

ターミナルは銅削り出しの金メッキターミナル。内部配線はOFC同芯撚り線で、その接点には金メッキスリーブによるカシメ接続を行うことで、入力端子からスピーカーユニットまでの音質劣化を防ぐとのことだ。

バスレフダクトの形状はトラック型。エアーノイズを抑え、ローエンドの伸びと量感を得ることができるという。

外形寸法は190W×394H×224Dmmで、内容積は10.2リットル。質量は5.4kg。

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  • 型番MG130HR
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