『High-End CAR AUDIO』読者レポート

カーオーディオの音がバッテリーで変わる! CAOSモニターレポート

公開日 2008/12/30 12:51 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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High-End CAR AUDIO vol.3
昨日に続いて、季刊オーディオアクセサリー誌特別増刊『High-End CAR AUDIO』vol.3(2008年10月28日発売)掲載の、カーオーディオグッズの体験レポートをお届けしたい。

本日のレポートは、奈良県在住の内匠重雄さんによる、パナソニックのCAOSとバッテリー判定ユニットLIFE WINKのモニターレポート。電源は、カーオーディオにおいても、いや、カーオーディオにおいてこそ重要だということがレポートにより明らかになっている。

ちなみに本読者レポートは、紙幅の都合で誌面では要約文の掲載となってしまったが、ここでは全文を掲載する。

■モニター製品
バッテリーの最高級グレードPanasonic CAOS(¥OPEN)とバッテリー寿命判定ユニットLIFE WINK(¥OPEN)のセット
(パナソニック ストレージバッテリー株式会社提供)

Panasonic CAOS

■体験レポート

愛車にCAOSを装着する内匠さん
内匠重雄さん 32歳 奈良県在住 
車種:日産マーチ
スピーカー:ダイヤモンドHEX500(オリジナルチューニング)
アンプ:カロッツェリアX RS-A50X(オリジナルスペシャルチューニング)
メインユニット:カロッツェリアX RS-D7X II、RS-P70X II(アルティメットチューニング)
モニター品番:75B24L+ライフ・ウィンク
作業時間:およそ20分程
*以上、応募時のデータ


音出しの瞬間、幸か不幸か心配していたことが現実のものとなった。

と、言うのはこれまでに使用していたバッテリーが純正品ではなく社外品であり、偶然にもその交換前のものとカオスのキャラクターが、非常に近似した傾向の音だったのである。

カーオーディオを始めて約10年、ネジ1個の素材・フィルムコンデンサーの足の角度ひとつに音の違いを見出してきた私が、この大きく重たいユニットの音の違いがわからない…。全ての作業を終えたのは夜も更けた午後8時…いつもは峠を攻めながら帰路につく通い慣れた道だったが、その日は国道を流すことにした。

ふと気づいた。「走りが違う…」エンジンフィールが以前よりシルキーに感じられ、踏めばタコメーターの針がよどみ無くレッドゾーンまで駆け上がる。それは運転時におけるストレス軽減、走行ノイズの低減に繋がり、結果、音楽を楽しく聴くことができるようになった。そして「カーオーディオは走りながら聴く」という至極当たり前であり、大切なことを改めて思い知らされた。

翌々日、所有のソフトを色々と試すうちに、「違い」がみえてきた。

言葉を失った…。

ピアノ独奏においてそのタッチは、朝露がつたう冬の明け方のような凛とした清々しい空気と共に神々しささえ感じさせる豊かな表現力。

低域においては、節度ある量感を保ちながらもしっかりと基本ビートを刻み、疾走感溢れ、軽快に音楽を奏でる。

中高音には都会的な煌びやかさをみせるが、決して無機質に音楽信号を羅列するタイプではなく、ボーカルは噛み締めるように、そして朗々と歌い上げる。

このバッテリーは、平均点を狙いながらも自己を見失わないしっかりとした個性を内に秘めた、奥ゆかしきユニットと言えよう。酸いも甘いも経験したオーディオファイルの回帰に値するバッテリーだ。

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