ガジェット 公開日 2025/06/20 18:52

男性も“ムダ毛処理”するべき理由とは?パナソニックがボディトリマー「ER-GK83」説明会を開催

体臭ケアにも有効だと説明
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編集部:小野佳希
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パナソニックは、男性用の体毛ケア製品 “ボディトリマー”「ER-GK83」のメディア向け体験会を開催。製品の特徴を紹介するとともに、男性の体毛ケアの必要性を解説した。

■ボディトリマー「ER-GK83」の特徴とは?

ER-GK83は、いわゆる “ムダ毛” を処理する電動カミソリ。カット部を35mmとワイドな設計にするとともに、トルクが従来比約1.4倍のパワフルなモーターを採用することで、一度に多くの毛を剃れるようにしているとのこと。6月から発売を開始しており、税込実売価格13,200円前後で販売されている。

また、刃は日本製で、カット刃とガード刃という2つの刃を使った構造を採用。刃の先端が尖っていないガード刃を採用し、カット刃が肌に直接触れない構造にすることで、柔らかい肌でも刃が食い込みにくいようにした。

一般的なカミソリのようなT字型ではなく、I字シェイブのデザインを採用。持ち手部分も長めにすることで、部位に合わせて持ち方を変えて体毛シェアをやりやすいように配慮している。また、V字ヘッドを採用することで、VIOなどデリケートな部分にもアプローチしやすいようにしている。

2種類のアタッチメントが付属し、仕上がりの長さを調整することも可能。アタッチメントなしで直接使用すると約0.1mmとほぼツルツルの状態に剃れる一方で、アタッチメントを装着すると2mm/3mm/6mm/9mm/12mmの5段階で残す体毛の長さを調整できる。


そのほか、IPX7相当の防水性能も装備。刃を外さずに毛クズを洗い流せるウォータースルー洗浄構造も採用している。

■初号機から国内累計100万台出荷を突破

テレビやイヤホンなどのAV機器、冷蔵庫やエアコンといった家電、さらには照明やトイレなどの住宅設備まで幅広い製品を展開するパナソニック。美容家電も様々な製品をラインナップしており、東京・表参道にショールーム「パナソニックビューティ表参道」も構えるなど注力している。

同社メンズグルーミング商品企画課の飯島氏は、本製品の開発背景について「元々は、男性でも体毛ケアをするのが当たり前になっている海外向けに企画がスタートしたが、このトレンドが日本にも来るとも予想していた」と説明。

ボディトリマーも2017年の第1号機発売以来、国内で累計100万台出荷を突破するなど売上も好調だとのことで、「日本に体毛ケアを定着させたいという当時の担当者の思いが今にも伝わった結果だと思う」と語った。

理容技術開発課の森杉氏は、初号機を企画した当時も世の中にボディシェーバーはあったが、カミソリのようなT字型のものしかなかったと説明。「VIOゾーンのような部位にはT字型では剃りにくいという課題をクリアするために検討を重ね、女性用に展開している『フェリエ』が採用していたI字型デザインに着目した」と語る。

また、刃は同社の彦根工場で製造していることも紹介。同工場ではバリカンの刃などもつくっており、その鍛造技術が本機にも活きているのだと説明した。

そして飯島氏は「男性の理美容への関心は高まっているが、まだ半数くらいしかケアしていない。男性が体毛ケアをするのが当たり前になる時代をつくっていきたい」とコメント。森杉氏も「今後はより多様なニーズが生まれてくるだろう。それらに対応する技術を開発していきたい」とし、「パナソニックでしか作れないものづくり力を活かして新しい製品を生み出していきたい」と言葉を続けた。

■体臭のケアやビジネス面でも体毛ケアが有効

体験会には、ゲストとしてヘア&メイクアップアーティストのKUBOKI氏と、形成外科専門医の原かや氏も登壇。体毛ケアが体臭のケアにも役立つことなどを紹介した。

原氏は、汗と体毛の関係性について、体臭の原因は実は汗自体ではなく、汗を放置することで増える雑菌などが問題であると指摘。体毛が汗を皮膚の表面にとどまらせる要因にもなっているとし、「汗をかいたらすぐに拭いたり制汗剤を使用するといった方法と同様に、体毛ケアが体臭の抑制につながる」と説明する。

一方で、「(剃毛を)ゴシゴシやってしまうと肌の表面が荒れ、バリアもなくなってしまうので注意が必要」だともコメント。本製品のような、肌への優しさにも配慮したアイテムのメリットに言及した。

KUBOKI氏は、男性の体毛ケアに対する意識が近年かなり変わってきているとコメント。「仕事柄、普段はそういったことにリテラシーの高い人と接することが多いが、そうではない人、例えば地元の友人など人前に出る仕事ではない人からも脱毛クリニックについての相談を受けることがここ4〜5年で急激に増えた」と語る。

パナソニックが実施した調査でもそうした傾向は実際にあるようで、男性の体毛ケアに抵抗がないと考える男性が7割近くに上り、特に10代では8割を超えているという。

また、同調査によれば、「男性が体毛ケアをしてほしい」と考えている女性も65パーセントいたとのこと。KUBOKI氏も「昔は『男たるもの』みたいな雰囲気もあったが、今は男性が(体毛ケアを)『やっていい』時代になっている。ビジネスシーンでも相手に清潔感を与えるという意味で、体毛ケアが大切になっている」と、体毛ケアの重要性について語った。

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