ガジェット 公開日 2023/02/03 17:22

アップル幹部、第2世代HomePodの仕様変更は劣化ではないと説明

Wi-Fi 4に関する説明は苦しい印象あり
Gadget Gate
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ついに発売されたHomePod(第2世代)についてアップル幹部らが、一度は終了したフルサイズのHomePodを復活させた理由から、あえて無線規格をWi-Fi 4に抑えた事情まで、幅広い質問に答えている。

同社のエンジニアリング担当副社長のマシュー・コステロ氏とプロダクト・マーケティング担当のアリス・チャン氏は、それぞれTechCrunchと米総合雑誌Men's Journalの取材に応じている。以降、両誌に対する回答を総合したものをお伝えする。

初代HomePodは2018年に発売され、その後値下げを経て、2021年3月に製造を中止した。だが、その数ヶ月後に購入したものが3年前の発売時の物だったとの報告もあり、アップルは在庫を処分するのに苦労していると見られていた。

そうした背景を持つフルサイズのHomePodについて、なぜ第2世代を投入したのか、という点についてチャン氏は、HomePod miniが好評であることや、「よりリッチな大型スピーカーの音響への関心がこれまで以上に高まっている」との評判を聞いたため、リリースに至ったと述べている。

第2世代HomePodは、本体がわずかに小型・軽量化(高さが172mmから168mm、重さが2.5kgから2.3kg)され、上部のLEDタッチパネルが大きくなったものの、見た目は初代とほぼ同じだ。コステロ氏は、開発チームがこの形を「本当に大好き」であり、「この構造の中で素晴らしいシステムを作り上げられた」と語っている。初代が売上げ不振だった原因はデザインではない、という見解のようだ。

また第2世代HomePodは、他の最新アップル製品がほぼWi-Fi 6以上に移行しているなか、いまだに古いWi-Fi 4規格に留まっている。初代製品がWi-Fi 5だったことから、逆に仕様が劣化しているのでは?との声もある。

だがコステロ氏は、Wi-Fi 4を採用してるからこそ「システム全体で最適なものを正確に狙うことができる」という。Siriのリクエストに反応し、音楽を聴いたりスマートホームアクセサリーを操作したりなど、すべてに一貫した体験を確保し、しかもエネルギー効率が良くなっているとのことだ。

もっともTecCrunchは鵜呑みにせず、サプライチェーン上の制約(パーツ不足)から、既存のチップから大きく変更するのは難しかったのだろうと指摘している。

そして第2世代HomePodと初代がペアリングできない件について、コステロ氏は「ステレオペアにする場合、最適でバランスの取れた体験をするために、オーディオ特性が一致することが重要だ」と述べている。

さらに、「新しいHomePodは、ユーザーが愛する没入感のある部屋いっぱいに広がるサウンドを、初代HomePodよりもさらにディテール、透明度、レイヤーを増して提供するため、音響イメージは世代間で可能な限り純粋で一貫したものにしたいと考えた」とのこと。第2世代はトゥイーターが7基から5基に減っているなど、内部的には初代と別物となっているため、これは頷ける説明と言えそうだ。

第2世代HomePodは本日2月3日から発売開始され、日本での価格は44,800円(税込)。先行レビューの多くは初代と音質がほぼ同じと報じているが、ぜひ一度店頭で試聴してみたいところだ。

Source: TechCrunch, Men's Journal

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 8畳に120型を実現!パネルスクリーン&超短焦点プロジェクターで大画面と立体音響の臨場感を追求
2 数千円で手軽に音質強化! インシュレーター使いこなしのコツとは?
3 『帰ってきたウルトラマン』4Kリマスター版、NHK BSP4Kで全51話放送。今夏より
4 4K UHD BD映画『F1(R)/エフワン』、ブラピのオーラとF1マシンの轟音を一緒に浴びる
5 フォステクス、リッジドーム形状チタン振動板を採用したトゥイーターユニット「FT36TD」
6 マランツのAVプリアンプ「AV 30」でグレードを卓越したイマーシブサウンドの底力を体感!
7 後藤正文さん主導の“滞在型”レコーディングスタジオが静岡県藤枝市にオープン。若手ミュージシャンの支援の場に
8 “ラグジュアリー”をまとったエプソンのコンパクトプロジェクター「EF-73」の実力を徹底レビュー
9 B&W、ワイヤレスヘッドホン「Px7 S3」と完全ワイヤレスイヤホン「Pi8」に新カラーを追加
10 都市型ランドマーク「大井町トラックス」3/28にまちびらき。ドルビーシネマ対応「TOHOシネマズ大井町」も開業
3/23 10:57 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX