• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/07/16 21:40

手ぶれ補正/4Kフォト大幅強化の“LUMIX史上最高画質”ミラーレス一眼「DMC-GX8」

4Kフォト機能も搭載
編集部:近藤 貴彦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)パナソニックは、新開発の20M Live MOSセンサーと6コントロール手ブレ補正機能「Dual I.S.」を搭載するミラーレス一眼カメラ“LUMIX”「DMC-GX8」を8月20日より発売する。

DMC-GX8(ブラック)

DMC-GX8(シルバー)

・DMC-GX8(ボディ単体)¥OPEN(予想実売価格145,000円前後)
・DMC-GX8H(ズームレンズキット)¥OPEN(予想実売価格180,000円前後)

マイクロフォーサーズ規格によるミラーレス一眼カメラの新モデルで、ボディには各部シーリング構造による防塵・防滴設計、マグネシウム合金の採用している。ボディ単体、ズームレンズキットともにブラックとシルバーの2色展開。外形寸法は133.2W×77.9H×63.1Dmm、質量は約435g(ボディのみ)。ズームレンズキットには、LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6のズームレンズ「H-FS14140」が付属する。

マグネシウム合金を採用

内部構造

ファインダーには、約236万ドットの有機EL(OLED)を採用。サイズは0.5型で、ファインダー倍率は約0.77倍と約0.7倍に切り換え可能(35mm判換算)。また、上に向かって90度可動するチルト機構を採用している。

背面

ファインダーは上に向かって90度可動するチルト機構を採用

液晶モニターには、約104万ドット静電容量方式タッチ有機EL(OLED)を採用。可動式で、左右に約180度、上下に約250度回転する。

DMC-GX8は、新開発の20M Live MOSセンサーとヴィーナスエンジンを搭載しており、同社によると「LUMIX史上最高画質」の性能を備えるという。

新開発の20M Live MOSセンサーとヴィーナスエンジンを搭載

有効画素数は2,030万で、低感度撮影時ではより立体感のある画を撮ることが可能となった。またS/N比の改善により、高ISO感度による撮影では低ノイズで高精細な写真撮影を可能にした。

最高画質の性能を支える機能として、レンズ内手ブレ補正2軸とボディ内手ブレ補正4軸を組み合わせた6コントロールによる新たな手ブレ補正機能「Dual I.S.」を搭載。Dual I.S.を搭載するのは、レンズ交換式デジタルカメラとして世界初で、従来比で最大3.5倍の補正角拡大だという。

6コントロールによる新たな手ブレ補正機能「Dual I.S.」を搭載

Dual I.S.の効果は、暗い場所や意図的にシャッター速度を遅くして手持ち撮影を行った場合でもブレない程だと説明し、作例を示していた。

暗い場所や意図的にシャッター速度を遅くして撮影した場合でもブレない

現行レンズも順次Dual I.S.に対応するとのことだが、Dual I.S.非対応レンズの場合、手ブレ補正機能に対応したレンズはレンズ内手ブレ補正のみ、手ブレ補正機能に非対応のレンズはボディ内手ブレ補正のみが働く。

現行レンズも順次Dual I.S.に対応

新たな撮影スタイルである、秒間30コマを連写し、撮影後に好きなコマを選び出す「4Kフォト」機能も搭載。撮影時、瞬時に秒30コマ連写に切り替えを可能とするためドライブモードに4Kフォトを追加するなど、同社は本機の4Kフォト機能を第3世代4Kフォトとしている。

「4Kフォト」機能を搭載

4Kフォトは、撮影シーンに合わせた4K連写/4K連写(S/S)/4Kプリ連写という3つのモードから選択可能。4K連写は、シャッターボタンを押している間のみ連写を行う。4K連写(S/S)は、シャッターボタンを押すと連写撮影を開始し、もう一度ボタンを押すと連写撮影を終了する。4Kプリ連写は、シャッターボタンを押した瞬間の前後約1秒について60コマの連写撮影を行う。

4Kフォトは3つのモードから選択可能

写真を選び出す再生画面は、スライドフォトセレクトで写真を1枚1枚確認しながらタッチ操作で選ぶことが可能となっている。

スライドフォトセレクトでタッチ操作により選択可能

さらに、撮影後にフォーカス位置を変更できる「4Kフォーカスセレクト」をソフトウェアファームアップで搭載予定。フォーカスセレクトは、4Kフォトを進化させた新しい機能で、撮影後に再生画面を見ながら、タッチ操作で好きな場所にフォーカスポイントを変更することができる。

フォーカスセレクトに対応予定

動画の記録形式はAVCHD Progressive/AVCHD/MP4。MP4では4K/30p(約100Mbps)、AVCHD ProgressiveではFHD/60p(約28Mbps)での撮影が可能。

記録メディアは、SDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。UHS-IやUHSスピードクラス3にも対応する。

発表会に登壇したパナソニック(株) AVCネットワークス社 副社長の杉田卓也氏(左)と同社イメージングネットワーク事業部 イメージングプロダクツビジネスユニットの沢田宣明氏(右)

その他、独自の空間認識技術“DFD(Depth From Defocus)テクノロジー”とコントラストAFによる「空間認識AF」を搭載しており、AF合焦速度は0.07秒となっている。また、被写体の動きを予測する機能を加え、追従性能が従来比で約200%に向上したという。

その他、月明かりやろうそく下でも合焦できる「ローライトAF」、夜空の星までピントを合わせる「星空AF」などの機能も搭載。

操作性については、ダイヤルの配置をリニューアルしたことで向上したことをアピールしている。具体的には、フロント/リア ダブルダイヤルとすることで、絞りやシャッター速度などダイレクトマニュアル露出設定を可能とした。また、リアダイヤルの天面にダブルダイヤルファンクションを設けており、ISO感度やホワイトバランスなどよく使う機能を一時的に呼び出すことが可能となっている。

フロント/リア ダブルダイヤル

ハービー・山口氏も発表会に登壇

発表会には、フォトグラファーのハービー・山口氏が登壇し、DMC-GX8で撮影した作品を公開した。

ハービー・山口氏

山口氏が撮影時に重視するのは、取り回しの良さとフォーカスの速さだと語り、DMC-GX8はこの2点をクリアしたカメラだと評価。

高倍率ズームレンズで反対側のホームから撮影

ズームレンズは広角側も十分

70年前のライカ製レンズで撮影した写真も公開し、最新機と古いレンズを組み合わせるのはフォトグラファーとしてぐっとくるポイントだと語った。

70年前のライカ製レンズを片手に持つ山口氏。右はそのレンズで撮影した写真

ゲストパートの最後に、「Dual I.S.という高精度な手ブレ補正機能を備えるからこそ撮れる、微妙なブレを表現した作品」を公開した。

微妙なブレを表現した作品もあえて撮影

開発中のレンズや高級コンデジも発表

発表会では、LUMIX G レンズシリーズに、LUMIX初のLEICAズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3」と「LUMIX G 25mm/F1.7」を加えることも発表され、2製品とも会場で参考展示されていた。


LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3は、240fpsの高速AF制御により、空間認識AFに対応する。また、POWER O.I.S対応で超望遠領域の手持ち撮影が可能となっている。

LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3

LUMIX G 25mm/F1.7については、「広角効果から望遠効果まで表現できるレンズワークの“原点”となる入門レンズ」だと説明した。240fps駆動対応の高速・高精度なAF性能を備える。

LUMIX G 25mm/F1.7

さらに、フィールドシューティングブリッジカメラの決定版としている「FZ300」を2015年中に発売することも発表した。レンズは、光学24倍の「LEICA DC VARIO-ELMARIT 25-600mm/F2.8」を搭載。第3世代4Kフォト機能や4K動画記録に対応。4Kフォーカスセレクトにもファームアップにより対応する。

「FZ300」の概要

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMC-GX8(ボディ単体)
  • 発売日2015年8月20日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格145,000円前後)
【SPEC】●撮像素子:4/3型Live MOSセンサー、総画素数2,177万画素 ●有効画素数:2,030万画素 ●液晶モニター:3.0型有機ELモニター、約104万ドット ●デジタルズーム:2倍/4倍 ●記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●外形寸法:約133.2W×77.9H×63.1Dmm(突起部含まず) ●質量:約487g(バッテリーおよびメモリーカード含む)
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMC-GX8H(ズームレンズキット)
  • 発売日2015年8月20日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格180,000円前後)
【SPEC】<本体>●撮像素子:4/3型Live MOSセンサー、総画素数2,177万画素 ●有効画素数:2,030万画素 ●液晶モニター:3.0型有機ELモニター、約104万ドット ●デジタルズーム:2倍/4倍 ●記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●外形寸法:約133.2W×77.9H×63.1Dmm(突起部含まず) ●質量:約487g(バッテリーおよびメモリーカード含む) <レンズ>●外形寸法:約φ67×75Dmm(レンズ先端からレンズマウント基準面まで) ●質量:約265g
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
2 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
3 「キャリブレーション」で4Kテレビの真価を引き出す!有機ELと液晶モデルで実践してみた結果
4 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信
5 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
6 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
7 ソニー、4スピーカーで立体音響を実現するシアターシステム「HT-A9M2」。新スピーカーで高音質化
8 コンパクトでハイコスパ、そして音が良い! Kanto Audio「YU2」がデスクでのスピーカー再生を楽しくする
9 明るく低遅延な4Kプロジェクター「X300G」がゲームプレイに最適!映像モードもゲームジャンルに最適化
10 クリプトン、内部配線材と吸音材を強化したピアノ仕上げ・密閉型スピーカー「KX-0.5P II」。バイワイヤリングも対応
5/1 11:17 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX