公開日 2026/04/03 10:00

FIIO、ブランド初のR2R DACポータブルプレーヤー「M33 R2R」

4つのエリアに分けた回路設計、独立電源供給などで音質追求
編集部:成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

エミライは、同社が取り扱うFIIOブランドから、独自開発フルバランス24bit R2R DAC回路を搭載したブランド初のデジタルオーディオプレーヤー「M33 R2R」を4月10日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込116,600円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/ブルー/チタニウムゴールドの3色展開。

「M33 R2R」(ブルー/チタニウムゴールド/ブラック )

FIIOブランドのDAPとしては初めて、ブランド独自開発のR2R DAC回路を搭載したモデル。精度誤差0.1%、低温度ドリフトの精密薄膜抵抗器を計192本組み合わせたフルバランス24bit R2R DAC回路の4チャンネル構成によって、R2Rならではのアナログめいた豊かな響きと、バランスの取れたHi-Fi再生の両方を味わうことが可能だとする。

FIIO独自のR2R DAC回路を、DAPとして初搭載

再生フォーマットは、PCM 384kHz/32bit、DSD256ネイティブ再生まで対応。USB入出力ではPCM 768kHz/32bit、DSD512ネイティブ再生まで対応する。

ヘッドホン出力は、4.4mmバランス/3.5mmアンバランスを各1系統搭載。両端子ともライン出力を兼ねており、専用回路を通して外部のスピーカーやアンプに適した純度の高いアナログ信号を送り出すことが可能。

また3.5mm端子は同軸デジタル出力とも兼用で、専門のデジタルトランスポートに匹敵する低ジッターのデジタル信号を送り出せるとのこと。

ヘッドホン/ライン出力兼用の4.4mmバランス/3.5mmアンバランス端子を装備。3.5mm端子は同軸デジタル出力も兼ねる
2系統のUSB-CとmicroSDカードスロットを装備

プリアンプ段にTI製の完全差動オペアンプを採用し、I/V変換と信号コンディショニングを行うことで、自然で広大な音場を実現したと同社は説明。

出力段には4基のINA1620アンプチップを並列構成で搭載しており、最大1,100mWという大出力でヘッドホンの性能を余すことなく引き出すという。ダイナミクスを損なうことなく正確な音量調整を行えるという精密電子ボリュームコントローラーも備えた。

各回路には高品位なオーディオ向け電子部品を奢り、R2R DAC/デジタル/アンプ/電源の4回路をそれぞれシールドして独立配置。

各回路間の信号干渉やクロストークを大幅に抑え、音楽の背景の静寂さを際立たせることにより、“すべての音楽的細部が浮かび上がる明瞭なサウンドステージ” の再現を追求した。

加えて、電源供給についてもデジタル/アナログで分離。アナログ部はさらにR2R DAC/プリアンプ/アンプの3セクションに分け、それぞれに3系統ずつ独立電源回路を振り分けた。この設計によって、一層洗練された自然なサウンドを再生できるのだという。

電源供給の概略図

アンプ部の電源については3段階の電圧調整に対応し、さらに本機にUSB給電している間のみ「Super Highゲインモード」を使用可能。本モードを設定すると高電圧レールが有効化され、最大出力が上述の1,100mWまで引き上げられる。

同時に、本機をUSB充電器に接続しながら音楽を聴く際、内蔵バッテリーをバイパスする「デスクトップモード」を搭載。バッテリーへの余計な負担を抑え、長寿命化が図れるとのこと。

筐体デザインは、同ブランドのエントリーモデル「M21」をベースに、側面には溝を刻むことでスマートな印象を持たせている。また手に持った時、自然と吸い付くような肌触りとなるよう仕上げにもこだわったとしている。

ディスプレイサイズは5.5型で、解像度は1,080×2,160。音楽再生中はカセットテープ、VUメーター、スペクトラムなどの視覚効果を表示し、目からも音楽を楽しめる。

連続再生時間はバランス再生で約13.5時間、アンバランスで約15.5時間。2系統のUSB Type-Cポートを装備し、一方は充電/データ伝送兼用、もう一方は電源供給専用となっている。

側面には再生/一時停止や早送り/戻しなどの音楽再生ボタン、ボリュームボタンを配置し、加えてよく使う機能を登録して素早く呼び出せる「マルチファンクションボタン」も搭載した。

プロセッサーはクアルコムのSnapdragon 680、RAMは8GB、ストレージは128GBを内蔵。microSDXCカードスロットも1基搭載する。OSはAndroid 13を搭載。

通常モードのほか、標準再生アプリでの音楽再生のみに特化させる「ピュアミュージック」モード、AirPlayモード、USB-DACモード、Bluetooth受信モードに切り替えられる。

Bluetoothはバージョン5.0に準拠し、送受信両方に対応。送信ではLDAC/LHDC/aptX HD/aptX/SBCコーデック、受信ではLDAC/SBCコーデックをカバーする。

10バンドのパラメトリック・イコライザー(PEQ)を内蔵するとともに、特定のヘッドホンに最適化されたイコライザー設定をワンタッチで呼び出せるAUTO EQ機能に対応。ポップス/ジャズ/クラシックなどのプリセットや、帯域ごとの細かい調整も行える。

外形寸法は約71.5W×138.2H×17Dmm、質量は約258g。本体カラーにあわせたレザーケースが同梱する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ティアック、「Reference 700 シリーズ」を一部製品を除いて価格改定。5/13から
2 iFi audio、ネットワークプレーヤーのフラグシップ「iDSD Phantom」。DSD2048に世界初対応
3 防音/防振/音響にこだわる防音賃貸マンション「サウンドプルーフ ステージ」、シアターモデルルームを体験
4 デノンとマランツの主力モデルを徹底して聴き比べる試聴会。秋葉原テレオンで4/11と4/18の2週連続開催
5 イマーシブオーディオの最先端を奈良から世界へ発信!入交英雄氏のラボを訪ねる
6 オルトフォン、MM/MCカートリッジや交換針など価格改定。6/1から
7 バング&オルフセンのデザイン哲学に迫る。創業100周年を記念した展覧会、表参道ヒルズにて4/3より開催
8 “奇跡のように美しい音楽”「ザ・ケルン・コンサート」を総力特集。『季刊・アナログ91号』は4/3発売
9 ジェネレック、主要スピーカーとサブウーファーのセール「My First Genelec特別オファー」
10 世界が認める“ネットワーク・ハイエンド”「Innuos」日本上陸。アメリア社長が日本市場への期待を語る
4/3 11:00 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix