公開日 2022/12/08 16:40

ダイソン、空気清浄機能付きノイキャンヘッドホン「Dyson Zone」仕様公開。23年1月に米中などで発売

2023年1月より中国で発売
編集部:杉山康介
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ダイソンは、空気清浄機能付きノイズキャンセリングヘッドホン「Dyson Zone」の全仕様を公開。2023年1月より中国、3月よりアメリカ、イギリス、香港、シンガポールにて発売する予定だという。

Dyson Zone

本年3月に発表されていた製品の詳細が明らかとなったかたち。先述の通り2023年1月より中国などの国で順次発売する予定だが、日本での展開は現状で未定となっている。

同社によれば、現在、世界人口の半分以上が都市部に居住。2050年には7割に達すると予想されているが、都市部の人口の増加に伴い交通、建設、輸送などのインフラも発展し、大気汚染や騒音などの問題も起こっている。この「騒音」「大気汚染」という2つの課題を解決するため、Dyson Zoneを設計したという。

ドライバーはカスタムビルドの40mm径、16Ωネオジウムドライバーを搭載。このドライバーや電子装置、素材などは歪みを最小限に抑えるよう慎重に設計されており、出力は毎秒48,000回の信号処理で均等化され、ノイキャンと組み合わせて全体域にわたって高周波の歪みを聴き取れないレベル(0.08%@94dB@1kHz)まで中和するという。再生周波数帯域は6Hz-21kHz。

ノイキャンは8個のマイクを使って周囲の音を1秒間に384,000回モニタリングし、20Hz-20kHzの範囲で最大38dBまで低減。さらに2つのマイクによるビームフォーミング技術とノイズ抑制技術によって、クリアな音声通話や録音が可能としている。

オーディオ業界においては「良い音」を判断するよう訓練を受けた「ゴールデンリスナー」が音響開発を担っているが、ダイソンは音響の研究を行い、導き出された仕様目標を大規模なユーザートライアルで検証するという科学的なアプローチを選択。全周波数帯域にわたりクリアでピュアな音質を実現するため、周波数カーブを最適化する独自のEQ設定を行い、ハイファイオーディオ体験を可能にしたとのこと。

連続再生時間は最大50時間。イヤーパッドは遮音性と快適性を両立させるため、従来のものよりもあえて平たくし、耳の角度に合わせて取り付けられている。

非接触型シールドを取り付けた図

空気清浄機能は非接触型シールドを装着することで使用可能。イヤーカップ内のコンプレッサーが最大9,750rpmで回転して空気を取り込み、フィルターで清浄化されてからシールドを通じて着用者の鼻と口に送られる仕組みとなっている。

フィルターは二重構造になっており、一層目の静電フィルターで0.1ミクロンの粒子状汚染物質を99%捕捉、二層目のカリウムを含んだKカーボンフィルターでNO2(二酸化窒素)やSO2(二酸化硫黄)など都市汚染の代表的な酸性ガスを浄化する。フィルターの寿命は最長で12ヶ月。

同社のスマホ向けアプリ「MyDyson」にも対応しており、ヘッドホンの操作やノイキャン・EQ設定などが可能。さらに本体に搭載されたセンサーがモニターしたNO2濃度や騒音レベルをリアルタイムでチェックすることもできる。

アプリから操作や騒音/NO2濃度のモニタリングなどが可能

また、加速度センサーによってユーザーの運動量をモニターしており、オートモード時には送り込む空気の量を適切に調整。シールドを傾けると会話モードが起動し、自動で空気清浄機能と音楽再生をストップして電力消費を抑える。

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