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公開日 2006/05/01 14:56

互換性検証の必要性はますます高まる:RWPPIが第36回 定期ミーティングを開催

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RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブ(略称:RWPPI)は、第36回目の定例会議をパイオニア(株)の目黒本社にて開催した。

定例会議の冒頭、RWPPI代表の相澤氏は、「DVD製品が次第にこなれてきて、一般のお客様に迷惑をおかけする製品が少なくなってきた。赤色レーザーは、フォーマットのプロパガンダにも区切りを迎えたと考えている。ただし、技術的には高速規格なども登場しており、これらの互換性検証などの活動はこれからますます活発になってくる。お客様第一で普及を心がけたい」と今後も積極的に活動を行っていく考えを示した。

RWPPI代表の相澤氏

ソニーNECオプティアークの布施氏

続いて、新会員にソニーNECオプティアークが加わることが明らかにされ、同社の布施剛之マネージャーがあいさつを行った。布施氏によると、同社は4月3日に、ソニーとNECが共同で設立した光ディスクドライブ事業の合弁会社で、出資比率はソニー55%、NEC45%。「二つのドライブメーカーがひとつになったので、メディアメーカーにとっては様々な検証の工数削減につながるのでは」と話した。

RWPPI事務局の森下氏

RWPPI事務局の森下氏からは、3月9日から15日に行われたITショー「CeBIT 2006」でのRWPPIブース出展の報告が行われた。ブースは150m2ほどで、最新のDVD-RW/R対応機器の展示や、DVD-RWディスクの最新技術動向などを説明した。トータルの来場者は6,262人と非常に盛況だったという。来場者に行ったアンケートでは、「10台が28%を占めるなど若い方が多かった。また、ブースの感想を聞いたところ、91%が『良い』と答え、ステージでのプレゼンテーションも87%が『良く理解できた』と回答してくれた」と出展の効果に満足の様子だ。また森下氏からは、今年7月に中国・青島市で開かれる「SINOCES」でもRWPPIブースを出展する計画が明らかにされた。森下氏によると、SINOCESのの主催は中国政府と山東省人民政府だが、アメリカ・ラスベガスで毎年1月に開催される「International CES」を主催するアメリカ民生電子協会(CEA)が共催していることから、CESのノウハウがふんだんに投入されているという。出展のコンセプトは従来通り「Compatible,Convenient & Reliable」で、DVD-RW規格を強く中国のユーザーにアピールする考えだ。

CeBITのRWPPIブースは非常な盛り上がりを見せた

CeBIT来訪者のアンケート結果

森下氏はまた、4月7日にニューデリーで開かれた「DISC TECH Expo 2006」で、「DVD-R DV Seminar」を開き、RWPPIの活動報告を行ったことを報告。さらに、4月21日に、RDVDCと共催したDVD機器業界最大規模の互換性試験であるジョイント・ラウンドロビン・テストの成果報告を東京・八重洲ホールで行ったことも報告された。

続いて、音元出版 常務取締役の新保欣二より、RWPPI会員に対して行った意識調査の報告が行われた。全般的なRWPPIの活動の満足度については、「非常に満足している」「やや満足している」の合計が86%程度と、昨年を上回る結果となったこと、さらに、定期ミーティングについても75%が「満足している」と答えるなど、総じて会員の満足度が高いことが示された。また、RWPPIのホームページについては、調査を開始した01年から満足度が毎年向上を続け、今年はついに80%を超えたことも報告された。

音元出版常務の新保欣二

RWPPI会員に向けて行ったアンケートの結果


ソニー(株)の木下氏
続いて、新製品紹介としてソニー「RDZ-D97A」について、ソニー(株)テレビ&ビデオ商品企画部 レコーダー戦略マネージャーの木下淳氏が説明を行った。木下氏は、「レコーダーは、録画をするだけでなく、家庭内のデータをいかに簡便に閲覧するかということの重要性が増してきている」と指摘。新製品では、無料でリアルタイムに行える「ケータイ録画予約」機能を実装したことや、映像と音声を分析し、数段階での視聴時間調整が可能な「ダイジェスト再生」、さらにDLNAへの対応やPSPとの連動など、ユーザーの様々なニーズに合わせた多彩な再生機能を用意したことが説明された。


ギガ・ストリーム・インク 代表取締役の石川純二氏
定例会議の最後には、ギガ・ストリーム・インク 代表取締役の石川純二氏より、「メディア融合の実態と光ディスク」と題した特別講演が行われた。石川氏は、「IP-TVの世界的普及により、昨年からメディア融合の新時代を迎えている」と指摘。特にアメリカでは政府主導で規制緩和が行われ、急速にIP-TVの普及が進んでいるという。「これによりビデオレンタルやビデオ配信のスタイルが一変する。次世代光ディスクレコーダーの普及はあまり見込めない」(石川氏)。また、「ビデオ用の次世代DVD市場、次世代DVD-ROM市場はいずれも小さい」と述べ、代わりにフラッシュメモリーが台頭してくるとの予想を示した。

PC用ドライブの出荷予測

各国別PCの出荷台数予測

(Phile-web編集部)

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