公開日 2020/02/03 16:24

Rega、アナログプレーヤー“Planarシリーズ”上位機「Planar10」。新開発トーンアーム「RB3000」を搭載

MCカートリッジ「Apheta 3」も
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
完実電気は、同社が取り扱うRegaより、アナログプレーヤー「Planar10」およびMCカートリッジ「Apheta 3」を2月6日から発売する。価格はPlanar10(カートリッジなし)が715,000円(以下、価格はすべて税込)、Apheta 3が242,000円。Apheta 3を付属した「Planar10 with Apheta 3」は880,000円となる。

、アナログプレーヤー「Planar10」

MCカートリッジ「Apheta 3」

従来モデル「RP10」の後継機にあたるベルトドライブ式アナログプレーヤーで、Planarシリーズの開発で培ってきたRegaの最新テクノロジーによりアップデート。キャビネットには「Planar 8」と同様に、航空宇宙産業用に開発された軽量かつ硬質なハイテク素材「tancast 8 ポリウレタンフォーム」を採用する。

デザイン面では「RP8/10」から継承するスケルトンデザインとし、質量分配の見直しなど改良を図ることで、従来モデルと比較して30%以上の軽量化を実現している。

天面にはPlanar10用に開発したセラミック成形のプレートを、底面には独自に配合した厚さ3mmのフェノール材のプレートを用いたデュアルブレイシング・テクノロジーを採用。異種合金を組み合わせることで、鳴りを避け、不要な共振と音のエネルギー感の損失を防ぐとのこと。プレート形状も見直し、より軽量で高精度なベアリングも採用可能となっている。

ダストカバーも新たなものを採用する

トーンアームには新開発の「RB3000」を搭載。創立者のひとりであるRoy Gandyのプライベートプロジェクト “Naiadaシリーズ” の開発で培った技術を反映させ、接合部が少ない形状かつ塗装なしとすることで軽量化を徹底。ターミナルの接続性も改善し、接点でのロスが最小となるような設計を施している。

またベアリングとハウジングの精度を向上を図り、ベアリングはミクロン単位で真円性と平衡性を保ち、0.001mmの精度で動作するとのこと。さらに正確なアッセンブルと高い硬度を誇るアルミとステンレスを組み合わせることで、優れた剛性と柔軟性を保つとしている。

サブプラッターを回すハブベアリングは一体成型とし、アルミ合金製のベアリングのハウジング加工と合わせることで、剛性と制振性、また平衡性を確保。サブプラッターがモーター側に傾くことなく、垂直性で滑らかな回転を実現する。

プラッターはセラミック製。原材料であるセラミックパウダーから見直し、ダイアモンドカットの向上を図り、水平性と歪みのないホイール加工を可能にしたという。モーターにも “Naiadaシリーズ” 開発で培った技術を用い、電圧供給と振動対策を強化。2相24V ACシンクロナス低電圧モーターの性能をさらに引き出すとしている。

ベルト部は原材料から見直しを図り、ゴムを原料とした別注品の科学系素材を採用。より切れにくく、滑らかでたるみにくい形状を開発し、トルクに優れ、かつワウ・フラッターの改善にも大きな効果を発揮するという。

電源部には新DSP採用の大型ユニットを採用。クオーツクロックの精度を向上させ、正確な電源供給が可能となったことで、回転ムラや鳴りを抑制し、不要な振動がプラッターやキャビネットに伝わらないよう設計されている。またトロイダルトランスを採用し、33回転・45回転別に回路設計。なお製品は出荷前に1台ごと調整されるとのこと。

新DSP採用の大型電源ユニットを採用

フット部はアルミキャップを採用した3層構造とし、防振と設置の安定性を確保する。外形寸法は420W×125H×315Dmm(ダストカバー付/閉口時)、質量は4.7kg。電源ユニットのサイズは218W×80H×320Dmm、質量は3kg。

MCカートリッジ「Apheta 3」では、上位モデル「Aphelion」の技術を活用し、針先のファイライン加工を90度角として不要な揺らぎを抑え、レコード盤の溝をより正確にトレースできるとのこと。

上位モデル「Aphelion」の技術を活用

出力特性に優れるネオジウムマグネットを採用。コイルは独自手法で手巻きし、小型化してトラッキング性能の向上を図っている。オーディオ特性に優れたワイヤーも自社で開発しており、ネオジウムマグネットとの組み合わせにより、クリアな高域と引き締まった低域再生を可能にするという。

本体はアルミ一体成型とし、クリアーカバーでコイルとワイヤーを保護。針圧は1.90 - 2.00g、出力抵抗は10Ω。出力電圧は350μV、チャンネルバランスは≧20μV、セパレーションは≧-29dB、高さは 16mmとなる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 現代ハイエンドオーディオの最前線を体験。土方久明氏の講演も大盛況、「サウンドピット創業祭2026」レポート
2 パナソニック、2種類のノイズを一括低減するハイブリッド車用のANC技術を開発。日産・新型エルグランドに初採用
3 ゼンハイザーのプロ向けヘッドホン「HD 480 PRO」の開発背景を訊く。「どこでも正確な判断ができるツールを目指す」
4 連載:世界のオーディオブランドを知る(10)総合音響メーカー「ヤマハ」の歴史を紐解く
5 「Anker Store 中部国際空港 セントレア」が国際線保安検査場近くに9/4オープン。国内空港内では2店舗目
6 フジフイルム、レンズ交換式4Kプロジェクター「ZUH12000」を8/6に発売。最大輝度12000ルーメンを実現
7 Goldmund、最大590W出力のAB級モノラルパワーアンプ「TELOS 2800」。ペア3520万円
8 final、イヤホン/ヘッドホンやイヤーピースなど値上げ。9/4より
9 評論家・長岡鉄男の功績を凝縮した書籍『長岡鉄男の仕事 伝説のオーディオ評論家 その生涯とマスターピース』
10 Bluetoothスピーカーにもなるギターアンプやヘッドホンも。「Positive Grid」製品体験イベント、8/4-8/16に御茶ノ水で開催
8/5 10:52 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix