公開日 2017/10/28 08:00
【インタビュー】モニターオーディオが今あえてHi-Fiスピーカーに専念する理由 ー ロクサン買収にも言及
アジア担当が今後の展望を語る
モニターオーディオのアジア担当を務めるシルヴァン・ケノン氏が来日し、今後の展開などについて聞くことができた。話題に上っているロクサン社の買収なども含めて、最新の情報をお伝えしたい。
「モニターオーディオは製品のクオリティを第一に考えています。だから目先の売上にばかりこだわることがないので、仕事はとてもやりやすいですね」。
そう語るケノン氏はフランス出身で、モニターオーディオ社ではアジアの他にも中東/ロシア地域を担当する。以前は別のスピーカーメーカーに在籍しており、現在と同じような仕事を任されていたという。その前は販売店に務めていたようだが、その時点で日本には何度か来たことがあるという。
■最も売れている「Silverシリーズ」だからこそ、Platinumからの技術継承が実現した
今回の訪日は東京インターナショナルオーディオショーでのデモンストレーションが主な目的だったが、販売店のデモもいくつか行ったそうだ。デモの中心となったのは当然、新しくなった「Silverシリーズ」である。
「Silverはモニターオーディオのスピーカーの中でも最も売り上げの大きいシリーズで、金額ベースで全体の20%程にもなります。台数でも1番多いですね。それだけにモニターオーディオとしてもSilverを非常に大事にしてきました。だからこそ今回のリファインでは旗艦シリーズであるPlatinum IIの技術を取り入れたのですが、Silverはカテゴリーはミドルクラスなので、それを実現するのは容易ではありませんでした」。
今回のリファインで第6世代に突入したSilverシリーズだが、その世代数は初号機がより先に登場した「Goldシリーズ」よりも多いく、それだけ頻繁に改良が行われているわけだ。しかも今回のリファインは、ケノン氏が語るとおりフラグシップのPlatinum IIから多くの技術を継承しており、これまでの刷新と比較しても特に力が入っていると言える。
■コンパクトモデルを新Silverに追加した理由
Silverシリーズについて気になっていたのは、13cmという小口径のウーファーを採用したコンパクトなモデルが新たにラインナップされたことだ。これには何かポリシーがあるのだろうか。
「Silverは最も売れ筋のシリーズだけに、さらに幅広いニーズに応える必要があります。従来のSilverでは、リビングや小さな空間で使用するために、さらに設置性を高めたモデルを求める声がありました。こうした声を受けて、バリエーションをさらに広げたのです。Silver 200/50は壁に近接して設置しても音が崩れないような特別なチューニングが施されています。また、サイズを小さくすることで壁から離してのセッティングもしやすくなると言えます」。
小口径ユニットだと低音が出ないと思っているユーザーが未だにに多いようだが、先日のレポートでお伝えしたとおり、それが全くの間違いであることをこのSilverの例でよく知ってもらいたいものだと思う。幸い販売店での評判も上々だという。年末に向けていっそうのブレークを期待したい。
■モニターオーディオが来年むかえる2つの節目
モニター・オーディオといえば、セラミック・コートを施したアルミ/マグネシウム合金の独自振動板「C-CAM」がトレードマークと言っていい。そのC-CAMが来年、開発から20周年という節目を迎える。
「C-CAMは1998年に開発されましたから来年で20周年になります。何かスペシャル・モデルのようなものがあっても面白いかもしれません。それに来年は、ディーンの20周年でもあるんです」。
ディーンとは、同社の開発・生産の総責任者ディーン・ハートレー氏のことである。同氏が入社してから、モニター・オーディオは大きな展開を見せることになったと言っていい。
「1998年はモニター・オーディオにとってひとつの転換点だったのです。だからC-CAMにしても、20周年は大きな意味があることだと思います」。
スペシャルモデルが実現するかどうかは分からないが、記念モデルのようなものができれば我々としても嬉しい。ぜひ考えてもらいたいものである。
■期待の高まる次期「Goldシリーズ」
昨年のPlatinum II、そして今年のSilverとくれば、次は当然「Goldシリーズ」の刷新が期待されるところ。これについてはどうなのだろうか。
「Goldシリーズをリファインする計画ももちろん進んでいます。しかし、まだ詳しいことは言えない状況です。Goldはほかのシリーズと違い、少し特殊なポジションと言えます。PlatinumやSilverとどう違いを出してゆくかという問題もあります」。
かつてはGoldシリーズこそがモニターオーディオのフラグシップだったわけで、その立場をPlatinumシリーズに譲っている今、確かにその位置づけは難しいことなのだろう。例えば、トゥイーターについてはPlatinum IIで新たに採用されたMPD(マイクロ・プリーテッド・ダイアフラム)になるのか、従来からリボントゥイーターを継承するのか、そのあたりも気になるところといえる。発表はまだ先のようだが、その進化に期待することにしよう。
「モニターオーディオは製品のクオリティを第一に考えています。だから目先の売上にばかりこだわることがないので、仕事はとてもやりやすいですね」。
そう語るケノン氏はフランス出身で、モニターオーディオ社ではアジアの他にも中東/ロシア地域を担当する。以前は別のスピーカーメーカーに在籍しており、現在と同じような仕事を任されていたという。その前は販売店に務めていたようだが、その時点で日本には何度か来たことがあるという。
■最も売れている「Silverシリーズ」だからこそ、Platinumからの技術継承が実現した
今回の訪日は東京インターナショナルオーディオショーでのデモンストレーションが主な目的だったが、販売店のデモもいくつか行ったそうだ。デモの中心となったのは当然、新しくなった「Silverシリーズ」である。
「Silverはモニターオーディオのスピーカーの中でも最も売り上げの大きいシリーズで、金額ベースで全体の20%程にもなります。台数でも1番多いですね。それだけにモニターオーディオとしてもSilverを非常に大事にしてきました。だからこそ今回のリファインでは旗艦シリーズであるPlatinum IIの技術を取り入れたのですが、Silverはカテゴリーはミドルクラスなので、それを実現するのは容易ではありませんでした」。
今回のリファインで第6世代に突入したSilverシリーズだが、その世代数は初号機がより先に登場した「Goldシリーズ」よりも多いく、それだけ頻繁に改良が行われているわけだ。しかも今回のリファインは、ケノン氏が語るとおりフラグシップのPlatinum IIから多くの技術を継承しており、これまでの刷新と比較しても特に力が入っていると言える。
■コンパクトモデルを新Silverに追加した理由
Silverシリーズについて気になっていたのは、13cmという小口径のウーファーを採用したコンパクトなモデルが新たにラインナップされたことだ。これには何かポリシーがあるのだろうか。
「Silverは最も売れ筋のシリーズだけに、さらに幅広いニーズに応える必要があります。従来のSilverでは、リビングや小さな空間で使用するために、さらに設置性を高めたモデルを求める声がありました。こうした声を受けて、バリエーションをさらに広げたのです。Silver 200/50は壁に近接して設置しても音が崩れないような特別なチューニングが施されています。また、サイズを小さくすることで壁から離してのセッティングもしやすくなると言えます」。
小口径ユニットだと低音が出ないと思っているユーザーが未だにに多いようだが、先日のレポートでお伝えしたとおり、それが全くの間違いであることをこのSilverの例でよく知ってもらいたいものだと思う。幸い販売店での評判も上々だという。年末に向けていっそうのブレークを期待したい。
■モニターオーディオが来年むかえる2つの節目
モニター・オーディオといえば、セラミック・コートを施したアルミ/マグネシウム合金の独自振動板「C-CAM」がトレードマークと言っていい。そのC-CAMが来年、開発から20周年という節目を迎える。
「C-CAMは1998年に開発されましたから来年で20周年になります。何かスペシャル・モデルのようなものがあっても面白いかもしれません。それに来年は、ディーンの20周年でもあるんです」。
ディーンとは、同社の開発・生産の総責任者ディーン・ハートレー氏のことである。同氏が入社してから、モニター・オーディオは大きな展開を見せることになったと言っていい。
「1998年はモニター・オーディオにとってひとつの転換点だったのです。だからC-CAMにしても、20周年は大きな意味があることだと思います」。
スペシャルモデルが実現するかどうかは分からないが、記念モデルのようなものができれば我々としても嬉しい。ぜひ考えてもらいたいものである。
■期待の高まる次期「Goldシリーズ」
昨年のPlatinum II、そして今年のSilverとくれば、次は当然「Goldシリーズ」の刷新が期待されるところ。これについてはどうなのだろうか。
「Goldシリーズをリファインする計画ももちろん進んでいます。しかし、まだ詳しいことは言えない状況です。Goldはほかのシリーズと違い、少し特殊なポジションと言えます。PlatinumやSilverとどう違いを出してゆくかという問題もあります」。
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