公開日 2017/09/02 10:33
<IFA>ソニー「Xperia XZ1」開発者インタビュー。HDRから3Dスキャニングまで進化の詳細を聞いた
<山本敦のAV進化論 第144回>
ソニーのスマートフォン「Xperia」の進化が止まらない。今年3月にバルセロナで開催されたIT・モバイルの展示会「MWC2017」で4K/HDR対応のフラグシップモデル「Xperia XZ Premium」を発表してからわずか半年ばかりで、今度は初めての2K/HDR対応ディスプレイを搭載する「Xperia XZ1」がIFA2017でベールを脱いだ。
単眼のメインカメラで人の顔を3D画像データとしてスキャニングして、ARエフェクトを掛け合わせてつくった画像をSNSでシェアしたり、3Dプリントに対応したりと斬新な提案を盛り込んだ。欧州では今年の秋から発売を予定している。
今回はXperia新製品のプロジェクトを統括するソニーモバイルコミュニケーションズ(株)の安達晃彦氏、新製品の商品企画を担当した木山氏、Xperiaシリーズのメカ・設計を担当する柴田氏、カメラ機能のエンジニアである高野氏、カメラアプリの担当者である遠藤氏を訪ねて新製品の特徴についてインタビューした。なお、新製品の詳細なスペックについては、本稿に先駆けて公開されている速報ニュースを合わせてご覧いただきたい。
■Xperia XZ Premiumの開発で得たHDRの画質調整のノウハウが活きる
今年のIFAで、ソニーモバイルは約5.2型フルHDディスプレイを搭載する「Xperia XZ1」のほかにも、約4.6型のコンパクト機「Xperia XZ1 Compact」も同時発表した。日本ではNTTドコモの夏モデルとして発売された「Xperia XZ Premium」と合わせて、Xperia Xシリーズのプレミアムモデル 3機種が出そろったことになる。
全機種の商品企画を担当する木山氏は「ソニーのユニークなテクノロジーと、クアルコムのフラグシップクラスのプロセッサーであるSnapdragon 835シリーズを使いこなしながら、手に馴染んで操作性も高い“ループサーフェスデザイン”による高機能・高品位なXperiaを多くの方に体感してもらいたい」と、“3兄弟”の魅力をアピールする。
方々で評価の高かった4K/HDRスマホ「Xperia XZ Premium」の画質が、そのまま2K/HDR対応の本機にも受け継がれ、あるいはさらにステップアップを遂げているのか気になるところだと思う。
IFAの会場に展示されたXZ1の映像を視聴してみると、XZ Premiumと同じ発色の自然さと明かな精彩感が伝わってくる。XperiaにとってはXZ Premiumから始まったHDR化の取り組みについては「モバイル向けのHDR配信は、Amazonプライム・ビデオに続いてNetflixも国内でのサービスをスタートしました。コンテンツサプライヤーの側にとってもHDRはひとつのトレンドになりつつあるのでは」と木山氏。
エンドユーザーのHDRに対する認知も着実に広がりつつあると木山氏は感じているようだ。HDR画質のチューニングについては、XZ Premiumで積んだ経験と実績があったので、今回は比較的スムーズに行えたと振り返る。
映像まわりの機能についてはXZ Premiumの機能と同じになる。例えば「画面設定」については「色域とコントラスト」のメニューを開くと、デフォルトであるソニー独自の「トリルミナスディスプレイ for mobile」の画づくりに最適化した「スタンダード」のほか、sRGBの色域を忠実に再現する「プロフェッショナル」と、スタンダードをベースに色彩を鮮やかに強調した「ダイナミック」の3つが選べる。
「動画再生時の高画質処理」に相当する「X-Reality for mobile」のオン・オフ設定も採用。オンにするとディスプレイに映る被写体の輪郭が鮮やかさを増して、テクスチャーもさらにきめ細かく浮かび上がってくる。詳しくは本連載で以前に取り上げたXZ Premiumのハンドリングレビューをご覧いただきたい。
木山氏が述べたとおり、HDRのVODコンテンツはAmazonプライム・ビデオのほか、NetflixのHDR作品も視聴可能だ。XZ Premiumも今年の夏から一足早くNetflixでのHDRコンテンツが見られるようになった。HDRの方式はHDR10/HLGに自動切り替えで対応する。
■オーディオは内蔵スピーカーの音圧が大幅に強化された
XZ1のオーディオ機能のアップデートは比較的ゆるやかな内容だが、大所では内蔵スピーカーの音圧がアップしてVODコンテンツの音声がさらに聞きやすくなっている。
単眼のメインカメラで人の顔を3D画像データとしてスキャニングして、ARエフェクトを掛け合わせてつくった画像をSNSでシェアしたり、3Dプリントに対応したりと斬新な提案を盛り込んだ。欧州では今年の秋から発売を予定している。
今回はXperia新製品のプロジェクトを統括するソニーモバイルコミュニケーションズ(株)の安達晃彦氏、新製品の商品企画を担当した木山氏、Xperiaシリーズのメカ・設計を担当する柴田氏、カメラ機能のエンジニアである高野氏、カメラアプリの担当者である遠藤氏を訪ねて新製品の特徴についてインタビューした。なお、新製品の詳細なスペックについては、本稿に先駆けて公開されている速報ニュースを合わせてご覧いただきたい。
■Xperia XZ Premiumの開発で得たHDRの画質調整のノウハウが活きる
今年のIFAで、ソニーモバイルは約5.2型フルHDディスプレイを搭載する「Xperia XZ1」のほかにも、約4.6型のコンパクト機「Xperia XZ1 Compact」も同時発表した。日本ではNTTドコモの夏モデルとして発売された「Xperia XZ Premium」と合わせて、Xperia Xシリーズのプレミアムモデル 3機種が出そろったことになる。
全機種の商品企画を担当する木山氏は「ソニーのユニークなテクノロジーと、クアルコムのフラグシップクラスのプロセッサーであるSnapdragon 835シリーズを使いこなしながら、手に馴染んで操作性も高い“ループサーフェスデザイン”による高機能・高品位なXperiaを多くの方に体感してもらいたい」と、“3兄弟”の魅力をアピールする。
方々で評価の高かった4K/HDRスマホ「Xperia XZ Premium」の画質が、そのまま2K/HDR対応の本機にも受け継がれ、あるいはさらにステップアップを遂げているのか気になるところだと思う。
IFAの会場に展示されたXZ1の映像を視聴してみると、XZ Premiumと同じ発色の自然さと明かな精彩感が伝わってくる。XperiaにとってはXZ Premiumから始まったHDR化の取り組みについては「モバイル向けのHDR配信は、Amazonプライム・ビデオに続いてNetflixも国内でのサービスをスタートしました。コンテンツサプライヤーの側にとってもHDRはひとつのトレンドになりつつあるのでは」と木山氏。
エンドユーザーのHDRに対する認知も着実に広がりつつあると木山氏は感じているようだ。HDR画質のチューニングについては、XZ Premiumで積んだ経験と実績があったので、今回は比較的スムーズに行えたと振り返る。
映像まわりの機能についてはXZ Premiumの機能と同じになる。例えば「画面設定」については「色域とコントラスト」のメニューを開くと、デフォルトであるソニー独自の「トリルミナスディスプレイ for mobile」の画づくりに最適化した「スタンダード」のほか、sRGBの色域を忠実に再現する「プロフェッショナル」と、スタンダードをベースに色彩を鮮やかに強調した「ダイナミック」の3つが選べる。
「動画再生時の高画質処理」に相当する「X-Reality for mobile」のオン・オフ設定も採用。オンにするとディスプレイに映る被写体の輪郭が鮮やかさを増して、テクスチャーもさらにきめ細かく浮かび上がってくる。詳しくは本連載で以前に取り上げたXZ Premiumのハンドリングレビューをご覧いただきたい。
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