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連載「いま見るべき4K Ultra HD Blu-ray」

4K UHD BD『28年後... 白骨の神殿』、クライマックスは炎と轟音が満ちる、まさに光と闇の饗宴

公開日 2026/06/22 06:30 伊尾喜大祐
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4K Ultra HD Blu-rayの注目タイトルをプロの評論家が画質と音質の評価チャート付きで紹介する連載企画。今回のタイトルは現在発売中の『28年後... 白骨の神殿』。画質と音質の見どころを、伊尾喜大祐氏が自宅のホームシアターで徹底的にチェックした。

 『28年後... 白骨の神殿』

SPUF-1049 7,590円(税込) 
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/ハピネット・メディアマーケティング

STORY

感染者が理性と知性を失い凶暴化する「レイジウイルス」の恐怖を描くゾンビホラー。『28年後...』(2025)の続編で、監督はダニー・ボイルから『キャンディマン』(2021)のニア・ダコスタにバトンタッチ。前作で家族の喪失というイニシエーションを経た少年スパイク。彼はゾンビ禍を生き延びるべく、半ば強制的に悪魔崇拝集団「ジミーズ」に加わる。その頃、感染者サムソンの生態を調べていた医師ケルソンは、ある衝撃的な事態に遭遇することになり

映像は解像度と諧調に優れる。アトモスも静と動のコントラストが見事

画面サイズが超ワイドな前作の2.76:1から、一般的なシネスコサイズである2.39:1へ。キャラクターたちをどこか突き放したかのようで、黙示録的ですらあった前作に比べ、本作では人物の表情がより大きく捉えられる。スパイクやケルソンはもちろん、本作におけるゾンビ的な存在であるサムソンの内面にまでも深く踏み込む…。そんな印象すら覚えるほどだ。

解像度と階調表現は高水準で、ヨード液で赤く染まったケルソンの肌や金髪ウィッグのジミーズの存在感を精緻に捉える。黒の沈み込みが徹底したコントラストも強烈だが、正直言うと明るい環境での視聴には暗すぎる場面もある。そしてDolby Atmos音声もまた、静と動のコントラストが見事だ。

CH1ジミーズの嬌声がぐるりとサラウンドし、スパイクが感じる不快な恐怖を観客も体感。CH3ケルソンの囁き声とサムソンの唸り声の量感と、森の息吹の包囲感。CH8納屋が焼け落ちるシーンでは炎上音と崩落音に、身の危険を感じるほどだ。そしてCH13松明が描く炎の轍が音場をぐるりと駆け巡り、アイアン・メイデンの轟音が目一杯に満ちる。映像と音響が渾然一体となった、まさに光と闇の饗宴だ。

(C)2026 28 Years Later Limited. All Rights Reserved.

(C)2026 28 Years Later Limited. All Rights Reserved.

 

『28年後... 白骨の神殿』画質/音質傾向

SPEC

製作:2026年/米 ジャンル:洋画パニック 監督:ニア・ダコスタ 出演:レイフ・ファインズ、ジャック・オコンネル 本編ディスク:約109分、スコープ、Dolby Vision 本編音声:英語Dolby Atmos、日本語DTS-HD Master Audio5.1ch 字幕:英語、日本語、日本語吹替用 同梱のBD特典:新たな血、先生と悪魔、怒りのもとで、未公開シーン、NGシーン

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