「ナメてた“養蜂家”が実は…」卑怯な詐欺集団をぶっ潰す! 近年稀に見る最高のステイサム映画
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2024年製作の『ビーキーパー』をご紹介します!
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『ビーキーパー』
(配信:Amazon Prime Video / U-NEXT)
クロックワークス/ハピネット・メディアマーケティング
『フューリー』『スーサイド・スクワッド』などの作品で知られるデヴィッド・エアー監督作。アメリカの片田舎で養蜂家として生活を送るアダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)。ある日、恩人である老婆がフィッシング詐欺にかかり全財産を騙し取られ、ショックから命を絶ってしまう。恩人を死に追いやった詐欺組織への復讐を果たすべく、封印していた元工作員としての腕を発揮していくクレイであったが……。
凄腕の運び屋、一流の殺し屋、元特殊部隊員、サメと対峙する潜水レスキューなど、作品によって役柄は異なれど、卓越した戦闘スキルなどを駆使して目の前の障害を排除するプロフェッショナルとして描かれることが多いジェイソン・ステイサム。
作品としての出来不出来は一旦置いておいて、ある意味「お約束」と言っても過言ではないステイサムのプロフェッショナルぶりを拝めれば、それで満足だという方も一定数いるでしょう。しかし、作品としての質も伴うステイサムを求めている人には、是非とも本作をご覧いただきたい。
テロ組織や麻薬密輸組織やサメなど、これまであらゆる悪と対峙してきたステイサムが本作で相対するのは、私たちの身近にも確実に存在している詐欺組織。そんなリアリティを抱きやすい敵を徹底的に潰しにいくところがとにかく爽快!
蜂の習性や理に倣い、不正や理不尽な出来事が横行するこの社会の歪みを調整し、手を変え品を変え、策を講じる悪者たちの努力をいとも容易く無に帰す。プロフェッショナルの華麗な流儀や立ち振る舞い、純度100%のステイサムに痺れる105分。続編の製作も決定している近年稀に見る最高のステイサム映画です。
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |
