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ライフスタイルに寄り添うエプソンの新提案を遠藤義人がレポート

エプソンのプロジェクターで推し活!? インテリアを意識したコンセプトモデルを発見

公開日 2025/10/24 06:30 遠藤義人
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この夏、業界関係者向けのイベント「XR・メタバース総合展」を見に東京ビッグサイト西ホールに足を運んだところ、東ホール端でも「推し活EXPO」なるイベントが開催されていることに気づいた。

興味の赴くままに足を踏み入れると、さまざまな推し活グッズを提唱するブース群の中に、EPSON(エプソン)ブースを発見。「プリンターでつくる推し活グッズ」など、なるほどなと思いながら回遊するも、そこにはどこかで見慣れた製品&お顔が……。

映像視聴の時流にともないプロジェクターも再定義

若い方々ほどテレビ放送を見なくなっており、ニュースなど日々の情報の取得や映画や、ドラマの鑑賞もネットで、という人が増えているように思う。それに呼応するように、Wi-Fi経由でGoogle TVのVODサービスを利用したり、ミラーミング機能をつかってスマートフォンの映像を楽しんだりするのが主流となっている。

そこで俄然注目を増しているのがプロジェクター。大型化してますますインテリアに馴染みづらくなっているテレビに対し、見たいときだけ好きなコンテンツを大きく投写して「推し活」ができるからだ。

エプソンブースの片隅に、まさにわたしのそんな思いを察したかのようにプロジェクター「EF-22」「EF-21」(生産完了)が置かれていた。もっとも、知っているEF-22、EF-21とはちょっと見た目が違う。

説明員はどこか聞き覚えのある声の長身。長年プロジェクター開発を主導する技術者の倉内新次郎氏(以下、倉内氏)だった。

木製カバーに包まれ、いつもと見た目がちょっと違うEF-22

長年エプソンでプロジェクターの技術開発を主導している倉内氏が説明してくれた

暮らしに寄り添う新提案から、よりライフスタイル色強まる秋の新製品へ

展示されていたのは、EF-22、EF-21用の木製カバー。インテリアに合う意匠ということで、諏訪に本社を構えるエプソンらしく信州産木材を使用。オーディオ好きならマッキントッシュやマークレビンソンの木製カバーを思い出させる。もちろん接続や排熱にも配慮されているほか、排気を使ったアロマ提案も。

本体側面。排気口近くにデュフューザー装置を設けて、効率よくアロマが香る仕組み

本体底面。安定性も確保している

推し活EXPOが開催された7月当時、商品化は未定とのことだった。そしてこの10月、フルHDプロジェクター「EF-61」「EF-71」、ならびに4Kプロジェクター「EF-62」「EF-72」など秋の新製品が登場した。

フルHDプロジェクター「EF-61」(写真左)/4Kプロジェクター「EF-72」(写真右)

とくに、EF-71とEF-72は、EF-22のジンバル一体型デザインをさらに進化。“Lifestyle Flex” と称し、まるで自由雲台のように、投写角が自在に変えられる仕組みになった。またEF-72は、天板が推し活EXPOの展示を彷彿させる木目調になったのに加え、新しい「アンビエントライト」を点ければ間接照明としても機能する。

リビングなど人が集まる明るい空間では「EH-LS670」のような高輝度で場所を取らない超短焦点モデルを、一人暮らしのワンルームでは都度取り出せるEF-61/EF-62を、書斎や寝室ではムーディーなEF-71/EF-72といった具合につかいわけて、ぜひプロジェクターのある生活を楽しんでみてほしい。

リビングなど人が集まる明るい空間では4K超短焦点プロジェクターEH-LS670がおすすめ

一人暮らしのワンルームでは都度取り出せるフルHDプロジェクターEF-61/EF-62がおすすめ

書斎や寝室ではムーディーな4KプロジェクターEF-71/EF-72がおすすめ

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