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【アバック/リビングシアター】大画面&大音量に存分に浸る

家族や友人と150型の大画面&5.1.6chの立体音響を楽しむ地下防音のラウンジシアター

公開日 2025/06/02 00:00 編集部:松原ひな子
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アバック新宿が手がけた東京都T邸のホームシアター

大人数で映画も音楽もマルチに楽しめる地下ルーム

視聴方向正面

視聴位置後方。イタリア家具で揃えたモダンな雰囲気

まるでホテルラウンジのように広々とくつろぎ感のあるプレイルーム。T邸ホームシアターの舞台となったのは、そんな地下室の一角だ。オーナーのTさんは映画や音楽に加えて、釣りや競技ビリヤードなども幅広く嗜む遊び上手。広さ50畳もの地下室は、ゲストを集めて楽しんだり、家族団欒の時間を過ごしたり、またTさんの自室を兼ねた仕事場としても活用できる多目的プレイルームとしてデザインしているという。

映画を見るときや趣味のビリヤードをするとき、部屋のどこにいても時間を共有できるようにとスペースごとの仕切りはあえて設けず、まさにラウンジのような一室となっている。こだわりが詰まった空間を損なわずホームシアターをインストールしたのは、アバック新宿の明石氏と栗原氏。防音設備と大空間を活かして、映像と音響を大画面&大音量で楽しめるプランを提案した。

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オーディオもお好きなTさんが機器の入れ替えもできるよう、配置・配線は余裕を持たせてセットアップ。テレビは放送番組や動画視聴用として使いわけている

立体音響の没入感と広いリスニングエリアを確保

部屋のなかに仕切りを設けなかったことでプロジェクターの投写距離を確保でき、150型スクリーンの導入を実現。視聴エリアをなるべく広くつくるため、ソファに座った時の目線の高さから少し高めの位置に映像が来るよう設置している。プロジェクターは大画面の隅々までしっかりとフォーカス感のある高精細な映像を描くビクターの8K/HDR対応モデル「DLA-V80R」を採用した。

プロジェクターはビクターの8K/HDR対応モデル「DLA-V80R」を採用

サラウンドはフロント方向のスピーカーをすべてBowers & Wilkins「800 D4シリーズ」で構成した5.1.6ch。ステレオでの音楽再生も楽しめるよう、フロアのスピーカーはパワーのあるモデルを、映画は立体音響で没入感たっぷりに楽しめるようトップスピーカーの数を追加した。

動線を考慮してリアスピーカーは埋め込みタイプに。スピーカー背面に伝わる音を抑制できるバックボックスタイプを採用し、遮音性に配慮した。大人数で楽しめるよう、リスニングエリアをソファセットに合わせて広めに取っている。

視聴方向のスピーカーはサブウーファーを含めBowers & Wilkins「800 D4シリーズ」で統一

リアスピーカーおよびトップスピーカーはMonitor Audio「CP-CT260」を採用

さらにT邸では、地下室の代表的な課題でもある反射音と湿気に対策。部屋の遮音・調音は(株)株式会社アコースティックデザインシステムが担当。天井高が高く反射面も広い音が反射しやすい環境で、天井をふかして、壁を扇状に設計することで、向かい合う平面を減らして調音を施した。室内では音量を気にせず楽しめるかつ、室外、特に真上に位置する寝室には音が漏れない設計をおこなった。ほか全館空調を採用して湿気にも対策しており、作動音も少なく快適に過ごせるという。

内装などは建築会社のインテリアコーディネーターが調えた。部屋全体のベースカラーグレージュを採用。シアタースペース側はファブリック素材のソファや間接照明を用いて、柔らかくくつろいだ雰囲気に仕上げている。

「イメージどおりの部屋になり大満足です。仕事をしながらジャズを聴いたり、子どもたちと週末に映画を観たり楽しんでいます」とTさん。プレイルームはTさんの個室も兼ねているため、普段は仕事をする書斎として使用することが多いそうで「もともとブリティッシュ・ロックが好きでよく聴いていたのですが、この部屋ができてからは、ジャンルもシチュエーションもいろいろと試したり聴いたりしています」と教えてくれた。好きなものに囲まれた空間で、自由に楽しむ。ホームシアターの醍醐味が詰まった一室だ。

(撮影:水谷綾子)

 

T邸ホームシアター概要

HOME THEATER DATA ●住宅形態:戸建/新築 ●ホームシアターの広さ:約50畳 ●画面サイズ:150型+85型 ●サラウンド:5.1.6ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか

SYSTEM LIST ●プロジェクター:ビクター DLA-V80R ●スクリーン:キクチ TGE-WL150HDWA ●液晶テレビ:ソニー XRJ-85X95J ●Ultra HDブルーレイプレーヤー:REAVON UBR-X200 ●AVアンプ:マランツ CINEMA 40 ●フロントスピーカー:Bowers & Wilkins 802 D4 ●センタースピーカー:Bowers & Wilkins HTM82 D4 ●リアスピーカー:Monitor Audio CP-CT260 ●トップフロントスピーカー:Monitor Audio CP-CT260 ●トップミドルスピーカー:Monitor Audio CP-CT260 ●トップリアスピーカー:Monitor Audio CP-CT260 ●サブウーファー:Bowers & Wilkins DB2D ●メディアストリーミングプレーヤー:Apple Apple TV 4K

[INSTALL SHOP/INSTALLER]

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アバック新宿

場所:東京都新宿区西新宿7-5-9
ファーストリアルタワー新宿3F
TEL:03-5937-3150
営業時間:11時00分 – 19時00分(予約推奨)
定休日:水曜日
ホームシアターの視聴室:あり

プランニングを担当した明石昌洋氏(左)/インストールを担当した栗原 淳氏(右)

 

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