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【連載】ガジェットTIPS

スマートウォッチの裏側に灯る、緑の光の正体は?

2023/01/20 海上 忍
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スマートウォッチの進化が続いています。当初は歩数計程度だったヘルスケア機能は、いまや心拍数を測れるのが当たり前。血中酸素濃度を測定できる機種も珍しくなく、しかも5千円以下というお手頃価格帯で実現されています。

Image:BallBall14/Shutterstock.com

そんなスマートウォッチですが、本体裏側の緑色の光に気付いていますか? それはLEDと光学センサーによる“合わせ技”の機能で、血管内の赤血球が吸収する光を反射光から測定、血液量の変動に伴う光の量で拍動を把握するというもの(光電式容積脈波記録法)。手首表面のすぐ下には静脈や毛細血管が通っているため、リストバンド型の特長を生かせるわけです。

言い換えれば、緑色の明滅は心拍数を測定するためのもの、心拍数測定機能を無効化すれば止まります。LEDの消費電力はごくわずかですが、連続着用時間の長さはスマートウォッチの生命線、たとえ数時間でも延ばしたいというなら意味はあるはず。健康には自信があるから心拍数は24時間測り続ける必要なし、測りたいときに測れればOK、というスタンスでスマートウォッチと付き合うのならこの設定もアリですよ。

スマートウォッチの管理アプリで心拍数測定機能を無効化すれば、緑色の明滅は止まります(Image:SOUNDPEATS Watch3の管理アプリ)

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