HOME > レビュー > コンセントから突然の出火!火災原因のひとつ「トラッキング現象」、有効な対策方法は?

【連載】ガジェットTIPS

コンセントから突然の出火!火災原因のひとつ「トラッキング現象」、有効な対策方法は?

2023/01/17 海上忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
一般家庭における火災原因のひとつとされる「トラッキング現象」。コンセントと電源プラグのすき間にホコリが溜まり、そのホコリが湿気を帯びると通電しやすくなり、やがてプラグ間でショートが起きるという流れで発火、それが火災を引き起こします。

Image:wk1003mike/Shutterstock.com

そんなトラッキング現象を防ぐ方法は、溜めたホコリを取り除くこと。電源プラグは長期間挿したままにせず、時折掃除しなければなりません。その場合は感電などの事故を防ぐため、最初にブレーカーを落とし、それからプラグを抜くようにしましょう。抜いたあとはコンセントと電源プラグ両方のホコリを拭き取り、完全に乾かしてから差し込みます。

そもそもホコリを溜めない、という根本的な対策も必要です。プラグとの隙間を塞ぐプラグカバー、コンセント全体を覆いホコリをよせつけないコンセントカバーなど、いろいろなアイテムが発売されていますから、近くにカーテンなど引火しやすいものがある場所には取り付けておくと安心です。

それでも心配、根本的な対策を講じたいという場合には、トラッキング防止コンセントが効果的です。パナソニックから発売されている「感熱・トラッキングお知らせコンセント」は温度センサーを内蔵、異常な温度上昇を検知すると警告音とランプで知らせるとともに、電気を自動遮断します。新築・リフォームのタイミングなら、導入を検討してもいいかもしれませんよ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE