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Wi-Fiルーターのアンテナ、どっちに向けるのが正解? 通信状況を改善するコツ

公開日 2022/07/16 06:40 海上忍
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Wi-Fiがすぐ途切れる、速度が出ない。よくあることですが、Wi-Fiルーターの位置を動かしたりスマートフォンの向きを変えたりすると、途端に通信状況が改善することもまたよくあること。それもこれも「アンテナの向き」が影響しているのだとすればうなずけます。

Image:Proxima Studio/Shutterstock.com

Wi-Fi子機たるスマートフォンの向きは、ひんぱんに動かされるものだから仕方ないとして、通信速度改善を目的にするならWi-Fiルーターのアンテナの向きが重要です。でもウチのものはバッチリ立てているから問題なし...いやいや、結構それが原因かもしれませんよ。

Wi-Fiルーターのアンテナは電波を飛ばすことが目的です。だから垂直にすればおもに垂直方向へ、水平にすればおもに水平方向へ電波が飛んでいきます。だから戸建ての1階にWi-Fiルーターを設置していて2階の感度を上げたいときには、垂直もしくは利用する部屋へ向けアンテナを傾けます。マンションのように同一フロアで異なる部屋の感度を上げたければ、その部屋へ向けて水平にするというわけです。

アンテナの角度によるWi-Fi電波の強さの違い(Image:アイ・オー・データ機器)

なお、この説明が当てはまるのはアンテナが1本の場合。2本以上あるWi-Fiルーターの場合、扇状に広がる “面” に見立ててアンテナの角度を調整したほうが効果的です。

突き出たアンテナがないWi-Fiルーターは、アンテナが筐体内部に装備されており、向きを変えることができないため、設置場所や本体の向きを少しづつ動かし、ベストな位置を探るしかありません。

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