HOME > レビュー > 映画アドバイザーが推す週末サブスクこの1本。『8 Mile』

【第10回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

映画アドバイザーが推す週末サブスクこの1本。『8 Mile』

2022/05/13 ミヤザキタケル
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2002年の公開作『8 Mile』をご紹介します!

『8 Mile』(2002年・アメリカ)
(配信:Netflix)

『8 Mile』Blu-ray:2,075円(税込)/DVD:1,572円(税込) 発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

アメリカの人気ラッパー、エミネムの半自伝にして映画初主演作。富裕層と貧困層、白人と黒人とを隔てる8マイルロードがあるデトロイト。ラッパーとしての成功を夢見るも、現実は掃き溜めのような工場で働き、彼女と別れたばかりで家も車も失ったジミー(エミネム)。黒人主流のラップバトルに参加するも、声すら出せずに敗北。

(C) 2002 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

トレーラー暮らしの母親を頼り尋ねると、高校時代の先輩と母親がSEXしている場面に鉢合わせ。そんなドン底にいた彼が、紆余曲折を経ながらも、自分の道を切り拓いていく様を描いた本作は、現在の地位を確立するに至ったエミネムの“始まり”を、かつて彼が抱えていたであろう“葛藤”の片鱗を感じさせてくれるはず。

(C) 2002 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

「いつ夢に諦めをつければいい。高望みを捨てて地に足をつけるのはいつだ」とジミーは言う。ほんの一瞬で終わるシーンだが、夢を叶えられずもがき続けている者であれば、グサリと刺さるものがあると思う。手放せない夢、及ばぬ現実、今にも折れてしまいそうな心。誰もが抱き得る想いをその身に宿しながらも、あらゆる逆境を跳ね除け前へと進んでいくジミーの姿は、きっとあなたの心を鼓舞してくれる。勇気が足りない時にオススメです!

(C) 2002 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、渋谷クロスFM・Voicy・各種WEB・雑誌・メディア等で映画を紹介。イベント登壇、映画祭審査員、映画のカメオ出演、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE