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【第8回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

映画アドバイザーが推す週末サブスクこの1本。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』

2022/04/29 ミヤザキタケル
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サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2020年の公開作『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』をご紹介します!

『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(2020年・アメリカ)
(配信:Netflix / Amazon Prime Video / U-NEXT / hulu)

『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』Blu-ray:5,280円(税込)/DVD:4,290円(税込) 発売元:株式会社ハピネットファントム・スタジオ 販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング

インディペンデント映画の祭典SXSW映画祭において観客賞を受賞したタイラー・ニルソンとマイケル・シュワルツの長編初監督作。

プロレスラーを夢見るダウン症のザック(ザック・ゴッツァーゲン)は、施設を抜け出しプロレスの養成学校を目指す道中、逃亡中のワケあり漁師タイラー(シャイア・ラブーフ)と出会う。成り行きで行動を共にすることになった二人の間には絆が芽生え、ザックを連れ戻しに来た看護師エレノア(ダコタ・ジョンソン)も加わり、三人は養成学校を目指すのだが…。

©2019 PBF Movie, LLC. All Rights Reserved.

周囲の目や評価に敏感で、常に何かに囚われながら日々を生きている自覚がある人にとって、頼りなくも温かい彼らの旅路は、一度深呼吸できるだけの心の余裕を与えてくれる。自分を信じることの難しさ。たった一人でも信じてくれる人がいることで絞り出せる勇気。何かしらの負い目や罪がある限り、精算しなければ前へ進めないこと。旅の中で彼らが経験する一つひとつ出来事には、人生をより良くしていくためのヒントが詰まっている。

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色々と難しくしているのは自分。きっかけ一つで人生は変化する。自身もダウン症ながら、本作誕生の機会を生み、主演も務めたザック・ゴッツァーゲンが生き証人だ。

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※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、渋谷クロスFM・Voicy・各種WEB・雑誌・メディア等で映画を紹介。イベント登壇、映画祭審査員、映画のカメオ出演、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

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