【連載】ガジェットTIPS

「ソーラー電卓」が動かない…もしかして照明の種類が原因かも?

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海上忍
2021年11月25日
気合を入れて計算するときに活躍する「電卓」。名前の由来(電子卓上計算機の略語)が思い出せないほど一般化した用語でありガジェットですが、家庭におけるソーラーパワー導入の先駆者的存在としても知られています。いわれてみれば最近電卓の電池を交換した記憶がない、という人も多いはずです。

その電卓ですが、最近夜になると動かなくなるという声が。ソーラーパワーですから、太陽光が射し込まない夜に電力不足となることは理解できるものの、以前は屋内照明でもふつうに動作していたような? 昼間は支障ないから故障ではないにせよ、どうして最近になって夜間に動かなくなったのでしょう?

最近夜になると「電卓が動かなくなる」という声

おそらく、原因は「LED照明の特性」にあります。ここ数年で急速に普及したLED照明は、蛍光灯など他の照明器具と比較して「照度」が低く、それにより余裕をもって電卓を駆動できるほどには発電できないのだと考えられます。

一般的に、光エネルギーをより多く取り入れるためには、光源に対するソーラーパネルの角度が重要です。シリコン型のソーラーパネルは、太陽光(そのうちの可視光)が直角に当たる角度がもっとも効率的に発電できるとされており、それは可視光線を発する照明器具を光源とする場合についても同様です。

一方、LEDは直線的な光を照射する光源であり、特にLED照明が市場に出回り始めた時期の製品は光を広げることが苦手でした。照明の真下は明るくてもその周囲は暗い、明るさに差があるというLED照明は少なくありません。

部屋はある程度明るく見えても、電卓のソーラーパネルに届く光は乏しいLED照明だとしたら...。電卓が使えるかどうかはLED照明の照度次第ではあるものの、適切な角度でソーラーパネルに届くとはかぎらないため、テストなど重要な場面で使う電卓はバッテリー内蔵タイプを選ぶべきでしょう。

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