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パルスオキシメーターとスマートウォッチの「血中酸素濃度」測定、何が違う?

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海上忍
2021年10月08日
指先に検知器を装着するだけで、血液中に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか(経皮的動脈血酸素飽和度、SpO2)を測定できる「パルスオキシメーター」。日本では特定保守管理医療機器に指定されており、販売にあたっては認証が必要です。

そのパルスオキシメーターが、コロナ禍の影響を受けて品不足に。専門家でなくても重症化の目安となるSpO2の低下を測定できるため、需要が急増したことが原因です。先が見通せないこの状況下では、品不足解消まで時間がかかりそうです。

しかし、パルスオキシメーターには「代用品」が存在します。それはスマートウォッチ。Apple Watchなど一部のスマートウォッチには、SpO2を測定する機能が搭載されているのです。医療機器としての認証は受けていないため、同列に語ることはできませんが、パルスオキシメーターが入手困難なこの状況下、精度に多少の不安はあってもSpO2を測定できるスマートウォッチがあればひと安心です。

一部のスマートウォッチはSpO2の測定機能を搭載します

なお、スマートウォッチのSpO2測定機能は、手首にLEDの光を照射しセンサーに跳ね返ってきたものを分析することで実現されます。医療機器として認定されたパルスオキシメーターの多くは、指先に取り付けるタイプ(照射した光が皮膚を通過し反対側から出てくる波長を測定)で、手首に照射するよりも高精度とされますが、なにより大切なのは “SpO2の急落をできるだけ早く察知” すること。つねに手首に巻いているというスマートウォッチの特性もあり、導入効果を期待できそうです。

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