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有線LANの高速化、「ジャンボフレーム」でできるかも?

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海上忍
2021年09月18日
自宅での通信はもっぱらWi-Fiだけど、それはノートPCやスマートフォン/タブレットだけで、デスクトップPCやAV家電はイーサネット(有線LAN)という人は少なくありません。通信品質・安定度からいえばイーサネットの優位性は確かで、Wi-Fiとうまく使い分ければいいだけのことです。

そのイーサネット、100BASE-Tから1000BASE-T、10GBASE-Tなどと上位規格のネットワーク機器へ買い替えを図ることが高速化の基本です。もちろん、パソコンなど接続する機器側も同じ規格に対応させる必要はありますが、NASとの間のファイルコピーといったLAN内での通信速度は確実にボトムアップされます。

そして1000BASE-T以上の環境に移行するときは、「ジャンボフレーム」に対応したネットワーク機器で統一すればさらなる高速化が可能になります。ジャンボフレームとは、データサイズ(MTU)の最大値が1,500バイト以上となるイーサネットの通信規格のことで、いちどに転送できるデータサイズが大きくなることで通信回数が減り、実効速度向上が期待できます。

ジャンボフレームに対応したハブの一例、サンワサプライ「500-SWH009」

ただし、ジャンボフレームに標準規格はないため、互換性の問題を伴います。かんたんにいえば、通信経路にあるHUBやネットワーク機器すべてをジャンボフレーム対応で統一しないかぎり、通信できなくなるのです。

プリンターなど有線LAN対応の周辺機器も、その多くが1500までのMTUにしか対応していないので、ジャンボフレームのLANには接続できない(接続しても認識されない)ことになります。パソコンのネットワーク設定でMTUの値を変更したり、LANアダプタ/カードのデバイスドライバを更新したりといった作業が必要になるかもしれないため、事前にじゅうぶんリサーチしたうえで挑戦しましょう。

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