【連載】ガジェットTIPS

タッチパネルに水滴が!誤動作するのはなぜ?

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海上忍
2021年09月14日
多くのデジタルガジェットに搭載されている「タッチディスプレイ」は、指で触れたとおりに指示できる直感的な操作性が特長です。スマートフォンやスマートウォッチはタッチディスプレイ抜きには語れないほど、機能や使い勝手と密接な関係があります。

そのタッチパネル、水に浸したりシャワーを浴びせたりしたときに誤動作した経験はありますか? 特にスマートウォッチの場合、手首に着けっぱなしということもあり、IPX7など高い防水性能を備えた製品が大人気。存分に水回りで使っていたところ、水を浴びると勝手にタッチディスプレイが反応した...というものです。

タッチパネル、水に濡れると誤動作する?

理由はおそらく、そのタッチディスプレイが「周囲の影響を受けやすい」から。一般的に2本以上の指を認識するタッチディスプレイは、格子状に並べられた細い電極が電荷/電圧の変化を読み取る「投影型静電容量方式」を採用していますが、実際のところ指以外の物質に反応することも少なくありません。

そこで重要になるのが、水滴などの “ノイズ” に反応しないよう調整すること。指先とノイズとで微妙に異なる容量変化量を判定し、指先だとわかったときだけタッチ処理を行うようにするわけです。同じ投影型静電容量方式のタッチディスプレイを採用するスマートフォン/スマートウォッチでも、ノイズによる誤動作を判定する精度の差により、水滴に反応する度合いが変わることはありえます。

その精度の差を決定するのが、容量変化量を判定するアルゴリズムであり、そのソフトウェア/ファームウェアが搭載されたコントローラICということになります。このあたりは作り込みの違いでありクオリティの差、と言っていいでしょう。

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