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最近の「手回し充電ラジオ」、昔と比べてここが違う!

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海上忍
2021年08月04日
ラジオや懐中電灯など防災グッズの中には、ハンドルを手で回すとチャージできる「手回し充電」に対応した製品があります。もしものときにも手回しで得た電力により機能が果たせるのですから、備えあれば憂いなし、心強いかぎりです。最近ではスマートフォンをチャージできる手回し充電器も登場、バリエーションが増えています。

最近では手回し充電製品のバリエーションも増えています

その手回し充電器、かつてはニッケル水素充電池が多く採用されていましたが、何もしなくてもエネルギーを消費するため(自己放電)、長期間使わずに放置すると過放電状態となり充電できなくなる問題を抱えていました。せいぜい年に1度くらいしか状態チェックされない防災グッズとして、この仕様は致命的です。

そこで代替部品として注目されたのが「スーパーキャパシタ(電気二重層キャパシタ)」です。スーパーキャパシタは急速充放電が可能で充放電に伴う劣化が少ないうえ、主材料が炭素で電極に鉛やカドミウムを使用しないため環境に優しく、百万回以上繰り返し使用しても支障ないとされるメンテナンスフリー特性を備えています。いつ必要とされるか予測できない防災グッズに適しているのです。

「TY-JKR5」

たとえば、東芝エルイートレーディングの防災ラジオ「TY-JKR5」は、スーパーキャパシタの採用による長期保管を製品のアドバンテージとして掲げています。内蔵コンデンサ使用時(1分間に150回〜180回の速さで回し充電したとき)には、手回し充電1分でLEDライトを約30分点灯でき、手回し充電5分ではスマートフォンを連続待ち受け約25分できるほどの電力を得られます。次回防災グッズを見直すとき、検討してみては?

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