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【連載】ガジェットTIPS

「インシュレーター」、スピーカー以外に使うならどこがいい?

2021/07/24 海上忍
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机や床とデバイスの間に挟み込むような形で設置する「インシュレーター」は、振動を抑制するためのガジェット。スピーカーの隅に敷くアレね、とすぐに思い浮かんだ方はなかなかのオーディオ通です。しかし、インシュレーターが効果を発揮するのはスピーカーだけではありません。

たとえば、Blu-rayビデオレコーダー/プレイヤー。ディスク再生装置のように回転を伴う機構は振動を生じやすいため、インシュレーターを用意しないとダイレクトに台座へ振動が伝わりブーンという騒音を出すことがあります。共振により振動が増幅され再生に悪影響を及ぼすこともあるため、据置型ディスクプレイヤーの多くはインシュレーターを装備することが一般的です。

インシュレーターの例、オーディオテクニカ「AT6098」

振動を抑制する働きに着目すると、インシュレーターを後付けすることでなんらかの効果が得られるデバイスも存在します。たとえば、テレビに接続して使う録画用ハードディスク。ハードディスクの内部には、毎分数千回転という速さで回転する円板(プラッタ)が内蔵されており、生じた細かい振動が異音を発生させることがあります。気になる場合には、録画用ハードディスクにインシュレーターをあてがってみましょう。

ところで、インシュレーターといっても種類はいろいろ。据置型ディスクプレイヤーなどオーディオ機器に採用されることが多い樹脂/金属製の円筒形状のもの以外にも、ゲル状の柔らかい素材、金属片や木片などいろいろなタイプが存在します。市販品に限らず、端切れやコルクなど身近なものまでインシュレーターになり得ますから、まずは試してみては?

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