【連載】ガジェットTIPS

Wi-Fiルーターは「たまに再起動」がおすすめ。その適切なタイミングとは?

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海上忍
2021年07月03日
Wi-Fiを導入している家庭は珍しくありませんが、LANに必須の「ルーター」(Wi-Fiアクセスポイントを兼ねる場合はWi-Fiルーター)はよくわからない、導入したあとはそのまま放置、というケースが少なくないようです。とはいえ、大半の製品はアプリやウェブブラウザを使い遠隔管理できる仕様ですから、ときどきメンテナンスしたほうがいいでしょう。

メンテナンスが必要になる場面としては、ルーターに接続する機器を入れ替えたときが挙げられます。これは、ノートPCやスマートフォンなどWi-Fi経由で接続するデジタルガジェットについても同じこと。ルーターが接続対象として把握している機器が増減した場合は、メンテナンスなしでは通信トラブルが起こるかもしれません。

Wi-Fiルーターの一例、バッファロー「WSR-1800AX4S-BK」

その理由は「ARP(アープ、Address Resolution Protocol)テーブル」。ARPテーブルはIPアドレスとMACアドレスの対応表で、ルーターやパソコンなど、TCP/IPでLANにつながるどのデバイスも、システムが一時保有データとして管理しています(ARPキャッシュ)。

通常、ARPキャッシュはシステムが一定間隔で更新しますが、なんらかの原因で更新に失敗すると、確実に接続されているはずなのに通信できないといった問題が生じます。TCP/IPネットワークでは、IPアドレスを目印に通信しようとしますが、相手のMACアドレスがわからないと(レイヤー2/データリンク層で)通信できないのです。

このARPキャッシュを手動で更新するシンプルかつ効果的な方法が、システムの再起動です。パソコンやスマートフォンと比べると、ルーターやスイッチなどネットワーク機器はARPキャッシュの更新間隔が長めですから、急いで問題解決したければ再起動を試してみましょう。

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