【連載】ガジェットTIPS

microSD、「変換アダプタ」で性能は落ちる?

海上忍
2020年06月20日
デジタルガジェットに欠かせない記憶装置の「SDカード」。より高い機動性と小型化・薄型化を求められるスマホやデジカメ、デジタルオーディオプレーヤーでは、指先サイズの「microSDカード」が利用されていますが、基本的なしくみはSDもmicroSDも同じです。

microSDカードは、SDカードとまったく同じ形状の「変換アダプタ」を使用することで、実質的にSDカードとして利用できます。その構造はシンプルで、microSDカードの端子の接点をSDカード用に置き換えるだけのもの。性能を左右することはありません。

「変換アダプタ」でSDカードとして利用できますが、最新モデルでは注意点も

しかし、「UHS-II」登場により事情が変わりました。UHS-IIではバスインターフェイス(データ転送経路)を刷新、後方互換性を保ちつつ高速化を実現しましたが、ピン数が従来(UHS-I)の9から17へと大幅に増加しています。

接点が増えたため、変換アダプタのデザインも変更されました。UHS-I対応品とUHS-II対応品を見比べれば一目瞭然、裏面の接点が増えています。

では、UHS-IIのmicroSDカードをUHS-I対応変換アダプタに装着するとどうなるか...利用できますが、UHS-IIならではの高速性を生かせません。後方互換性があるため、従来の(UHS-I対応の)変換アダプタは利用できても、データ転送速度はUHS-Iの水準となります。

microSDカード製品の多くには変換アダプタが付属していますが、これまで裏面の接点数は意識してこなかったはず。UHS-II対応microSDカードで爆速だ! のつもりが、うっかり外出時に持ち出したのがUHS-I対応変換アダプタでしょんぼり、とならないよう注意しましょう。

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