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【連載】ガジェットTIPS

少し古いノートPC、“USB充電対応”にできるかも

2020/06/03 海上忍
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いまでこそUSB PD対応のノートPCを見かけるようになりましたが、つい最近までノートPCの充電といえば専用のACアダプター。外出先で長時間利用する場合には、ACアダプタを持参することが常識でした。かさ張るし、慌てているときは忘れがちだし、モバイルバッテリーで充電可能なUSB PD対応ノートPCと比較すると不便なものです。

「ThinkPad X260」(生産終了モデル)

そんなUSB PD充電非対応のノートPCをモバイルバッテリーで充電したい...方法がないわけではありません。あらゆるプラグ形状に対応するわけではないため、一部のノートPCに限定されるものの、USB PD対応の充電器/モバイルバッテリーの出力をノートPC充電用プラグに変換する周辺機器が存在します。

たとえば、「Lenovo USB Type-C - スリムチップアダプター」を用意すれば、USB PD対応充電器/モバイルバッテリーの出力をスリムチップコネクターに変換できます。Lenovo ThinkPadやYogaなど、スリムチップコネクター搭載モデルに限定されますが、ACアダプタで充電するノートPCがUSB PD/Type-Cで充電できるようになります。

「Lenovo USB Type-C - スリムチップアダプター」

ただし、「Lenovo USB Type-C - スリムチップアダプター」の出力が45Wまたは20V/2.25Aに定められているため、組み合わせて使うUSB PD対応充電器/モバイルバッテリーはそれ以上の出力に対応した製品でなければなりません。

ほかにも、USB PDの出力をDCプラグ出力に変換するアダプターなど、これまでACアダプタで電力供給していた機器を実質的にUSB PD対応させる製品はいくつか存在します。ノートPCメーカーのサポートは受けられないため、故障などのリスクは自分で負わねばなりませんが、ACアダプタから解放されたいノートPCユーザには取り組む価値のある試みといえそうです。

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